ろま中男3 作品リストハーレム 目次ハーレム (15)病院へ行こう
「…、病院でも行くか」
午前中だけで4回もやって正直疲労を感じていた。それに国繁回収員になる麻里子の検診もしなければならない。
「…、そうですね、ここからなら…が近いです」
オレの顔色をうかがった優子は体調不良でなく麻里子の検診だと理解して、最寄りの病院を諳んじてタクシーを止めた。
「あの、どこかお加減でも…」
横でミニスカにほとんど隠されてない異様に長いナマ足を窮屈そうに揃えた麻里子が、心配そうに上目遣いにうかがっていた。まだ見習いの麻里子はオレと優子のあうんの呼吸にはとうてい及ばない。
「オマエにブタのしっぽ、つけてもらうんだ」
またミニスカに手を入れて尾てい骨あたりのスベスベした肌をまさぐると
「えへへ…、じゃあ、カワイイ耳もお願いしますブー」
軽口にうれしそうに応えた麻里子は、かわいらしく頭をかしげて両手で耳のマネをしていた。
「ようこそ、いらっしゃいました」
優子が前もって連絡していたので、総合病院の大きな入り口にはきれいどころのナースが一堂に会して、純白ストッキングの脚線美がキレイに並んでホンモノのナマ男の到着を待ち受けていた。
「ああっ」
一斉におじぎした若くて健康そうなナースたちの、好色さの混じった眼差しに見つめられて気分がいい。彼女たちの胸には例のバッチが誇らしげに光っていた。
「津山様を担当させて頂きます、古西真奈美と申します、よろしくお願いします」
白衣に白シャツ黒タイトミニのドクターが一歩前に出て、丁寧にお辞儀してから自己紹介する。ロングヘアでヤケに黒目が大きい少女のような顔をしている。
「以志原さとみです、よろしくお願いします」
その横でミニスカナースがちょこんと頭を下げた。純白ニーハイの絶対領域が健康な色気を感じさせるが、なんだか妙に浮かれてウルウルした目でオレを見ている。
「ああ、とりあえず休ませてくれ」
この調子で挨拶が続いたらたまらない。とりあえず座りたかった。
「それでは、こちらへ」
キリッとした表情を見せる真奈美が先に歩き出してその後に続く。ナースの大名行列が出来るんじゃないかと心配だったが、他のナースたちは残念そうな溜息を漏らして三々五々自分たちの仕事に戻っていった。
ロービーを通って真奈美の診察室にむかうとやはり診察を待つ女たちから注目されたが、オレは早くよくなれよと心の中で祈りながら無視した。
「どうそ、今日はどうしました?」
超マイクロミニから伸びた足をもったいつけて組んだ真奈美は丸イスに座るように勧めてから、黒目しかないような大きな目で見つめてくる。
「コイツをラッキーガールにした」
後ろに控える麻里子に目配せすると
「そうですか、それでは所定の検診を」
優子並みに澄ました事務的な口調のドクターは、さとみに麻里子を連れて行くように指示した。
麻里子にはカバーガールが付き添っていた。ボディガード兼任の優子がオレのそばを離れることはない。
「津山様は、ナニか?」
ドイツ語でカルテにナニか落書きしている真奈美がオレを見ないで聞く。
「ちょっと疲れ気味だ」
オレは組んだ足の根本を見ながら応える。
「そうですか、じゃあ精力剤をお注射しましょう、…点滴の方がいいですか?」
オレの視線を意識しているのか足を組み替えてこちら側の足を上にした真奈美は、やはりカルテに落書きしながら応える。そしてちょっと間があって点滴にしようかと言い出す。
「そうだな、ちょっと横になりたいしな」
「それでは点滴します、さとみチャン」
カルテから目を離さない真奈美は、戻ってきたさとみに点滴の準備を指示する。
「はい、少々お待ちを」
相変わらず浮かれたミニスカナースは、嬉嬉として点滴の準備を始めた。
「こちらに横になって下さい」
点滴液のオーダーをしたさとみが、診察台に寝るように促す。
「これでいいか」
寝るとちょうど短いナースコートをのぞく位置に頭が来る。オレはムッチリした太ももの奥に見える純白パンティに指を伸ばした。
「ああんっ、結構でございます」
ナマ男に触られたのがそんなにうれしいのか、お気楽ナースは腰を突きだしてドテのあたりを嬲る指をその奥に誘っていた。
「あの方とは、もうされたんですか」
さとみの恥部が嬲られるのを横目で見ていた真奈美が平板な声で聞いてくる。その黒目がちな目には好色な輝きというより、なにか強い意志のこもった鈍い光が宿っていた。
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