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H2(ハル子とヒロ) (43)遅い朝食

ろま中男3 作品リスト
H2(ハル子とヒロ) 目次

H2(ハル子とヒロ) (43)遅い朝食

「ハル子がしたいなら、してやってもいいぞ」
エッチな人妻の笑みに魅了されそうな気がしたヒロは、ワザと強がってビンビンの息子を突き出していた。

「おねがいします、ご主人様、淫乱なハル子に…」
ふざけるヒロにハル子も悪ノリして、変態夫におねだりするようなセリフを口にすると
「やめろっ、そんな言い方するなっ」
ヒロが突然怒鳴って背中を向けた。

変態プレイで陵辱されるハル子の姿はトラウマになっていた。ハル子を奪って穢した変態医師を殺してやりたい衝動が、カラダのナカでふくれあがって今にも爆発しそうだ。

「…、ゴメン、ふざけすぎた…」
握りしめた拳に怒りと悲しみを痛いほど感じたハル子は、ヒロの背中にすがりついた。

「…、もう、あんなのは、いやだ」
すがりつくハル子の温かい手に怒りが徐々に氷解していく。小さくため息をついたヒロはハル子の手を強く握りしめた。

「うん、ゴメンね」
背中から立ち上る怒りのオーラが消えて、その声に優しさがにじんでいるのを感じたハル子は、ゆっくりとヒロに向かい合った。

「ハル子…」
愁いを含んだ表情がハル子を見つめる。
「うん…」
真っ直ぐに見つめ返すハル子の目がゆっくりと閉じていく。

「トイレどこ?…、もう、漏れそう」
「へっ…、トイレ?…、こっちっ」
突然顔をしかめたヒロがハダカの股間を押さえて足踏みした。チビヒロのようなセリフにあっけにとられたハル子だったが、慌ててヒロの手を引いてトイレに連れて行った。

「ああっ、すっきりした…、ハル子、腹減った」
出すモノを出してスッキリしたヒロは、とたんに空腹を感じていた。
「もう、ヒロったら、子供みたい」
隣のバスルームからバスローブを持ってきたハル子が、ハダカのヒロの背中にかけた。

「オレまだ子供…、じゃないか、もう少年Aじゃ、ないもんな」
今年ハタチになるヒロはバスローブのオビを結びながら、オシッコしてすっかりおとなしくなった息子を見下ろしていた。
「もう、すぐ準備するから」
パタパタとスリッパの音をさせてキッチンに向かうハル子のお尻が揺れるのを見て、ヒロがニヤけていた。

「チビヒロは?」
座ったヒロは漬け物をつまみながら、キッチンに立つハル子の後ろ姿をうれしそうに見ている。
「もうとっくに園よ」
ご飯をよそってヒロの前に置いたハル子が時計に目配せする。
「え、もう、こんな時間」
時計は9時を過ぎていた。8時間以上は確実に寝ていた。1日5回の新記録樹立はそれだけ体力を消耗させていた。

「うふふっ、いっぱい食べてね」
強烈な空腹を感じていたヒロは朝ご飯をかき込んでいた。今度はハル子が朝食にがっつくヒロをうれしそうに見ていた。

H2(ハル子とヒロ) (44) につづく
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