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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (374)エリのトキメキ

裏ろま中男 作品リスト
女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (374)エリのトキメキ

「お父さん、これから彼女たち、服買いに行くそうです」
エリに肉体のご接待を言い含めたタダシは、落ち着かない浩太朗にガールズたちが別行動することを告げる。

「そうか…、お父さん、もう少しエリ先生と話があるから…」
タダシの言葉にホッとしたような気の抜けた表情を見せた浩太朗は、エリの送ってくる秋波を意識しながら、由貴に声をかけた。

「じゃあ、みんな楽しんでね」
タダシの指先でちょっといたぶられただけで、不機嫌だったさっきまでの自分を忘れてどMな奴隷根性に火を付けられたエリは、浩太朗をご主人様としてお仕えしようと妖しい視線を中年男に絡めていた。

「うん…、じゃあね…」
お父さん、まだ先生と?…。
浩太朗がエリから肉体接待を受けているなどとはツユほども想像さえ出来ない由貴は、父の落ち着かない様子に不審を感じながら、恋人同士のように寄り添って歩く二人を見送った。

「お父さん、ホント、カッコイイね」
「そう…、えへへ…」
二人が何をするのかだいたい見当のついていた優だったが、心配そうな由貴に明るく笑っていた。由貴は適当に応えて曖昧に笑ってた。

「そうだよ、ウチなんか腹の出たオッサンだもん」
「そうか、だから優ちゃん、笑い方がオッサンくさいんだね」
いまいちノリの悪い由貴を励まそうと優がおどけた声で言うと、ゴスロリ由里子がツッコミを入れる。

「オマエは…、でも、そうなのかな…」
鋭いツッコミに虚を突かれた優は、ツッコミ返す代わりになんとなく納得していた。
「やんっ、優ちゃん、オジサンみたいだよ」
今度は優が曖昧に笑って、そのオッサンクサイ笑顔を由貴がツッコんでいた

「じゃあ、いくか」
由貴の明るい笑顔を見て安心したようなタダシが、三人に声をかける。
「えへへっ、悪いね」
エッチな服を買い与えられるとは思ってない優がうれしそうに応える。
「ああっ、優ちゃんいいな…、由里子も、いい?」
優のご機嫌な横顔をうらやましそうに見た由里子がおねだりする。

「おお、いいぞ」
コイツには、アレがいいな…。
優のコスチュームはすでに考えていたが、ゴスロリメガネッ娘の物欲しそうな顔にスケベな気持ちを膨らませたタダシはニンマリ笑って応える。
「ホント、うれしいっ」
ゴスロリメガネッ娘がうれしそうに抱きついて見た目以上に大きな胸を押しつけていた。元来サエないネクラ少年だったはずのタダシは、両手に花どころか咲き乱れる3人娘に囲まれてホクホク顔で例の店に向かった。


浣腸…。
タダシに後押しされてまたエリと二人きりになった浩太朗は逡巡していた。それはタダシが浩太朗に渡した紙切れに最初に書かれていた単語だった。妻の八重子に一穴主義を貫いてきた浩太朗にとって、今日はエポックメイキングな日であり、エリはほとんど初めての浮気といってよかった。

学校の、先生が…。
まさか娘のボーイフレンドからSMプレイを勧められるとは思ってなかった。竹を割ったような体育会系中年は踏ん切りがつかずに、紙切れをなんの気無しにエリにさしだした。

「え?…、あ、あの…、浩太朗さんが…、お望みなら」
メモをチラ見したエリは瞬間意外そうな表情を見せたが、どMな性根を刺激されたのかウットリした表情でうつむくと色っぽいささやきで応えた。

へ…、いいのか?…、こんなキレイな先生が…。
艶めかしい空気をまとってうなずくエリは衝撃だった。大きくエリが開いたスーツから見てくれと言わんばかりに鮮やかなバーガンディのタペストリーフラワーロングラインビスチェを突っ張らせるたわわな胸の、クッキリした谷間にかすかに汗が浮かんでいるのが目にまぶしい。

「あの…、買って、きますか?」
カラオケで由貴から電話を受けたあと冷たく扱われて嫉妬の炎を燃やしたエリだったが、再び二人きりになってそれを欲情の炎に変えていた。茫然とする浩太朗にレーストップストッキングのナマ太ももをすりあわせ、モジモジしてマゾ気を昂ぶらせるどM奴隷は、ご主人様が無言の圧力で浣腸を強制していると勘違いし、自分からSMプレイの定番グッズを買いに行くと言い出した。

「え…、ああ…」
エリのどMな面を垣間見てまたも浩太朗は圧倒されていた。
「わかりました、すぐに戻ってきますから…」
無表情の曖昧な相づちをご主人様の強制的な命令と受け取ったエリは、奴隷根性を熱くしてノーパンのあそこからいやらしいおツユを垂らしそうにしていながら、少女のように頬を染めて駆け出した。

タダシに調教されたとはいえ、消極的な浩太朗にマゾヒスティックな興奮を熱くするのは、エリにファザコンの気があるからかもしれない。厳格な両親にきちんとしつけられたエリだが、夫唱婦随で父にかしずく母を見て育った。

ゴメンね、由貴ちゃん…、でも私、浩太朗さんに、求められてる…。
そんな支配的な父が理想の男性としてすり込まれてきたエリは、体育会系中年のナイスミドルな魅力にいつのまにかメロメロになって、深層意識で強圧的に支配されたがっていた。

女子校生由貴(375) につづく
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