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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (373)駅の待ち合わせ

裏ろま中男 作品リスト
女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (373)駅の待ち合わせ

あ…、あのスケベ男…、また由貴ちゃんにえっちなコト、してんのか…。
激甘ケーキから逃げたい気持ちもあって、優はテーブルから目をそらしてタダシたちの席を眺めていた。悩ましげな由貴の表情からタダシがまたエッチなイタズラをしているコトがすぐに想像できた。

あ、こっち来る…。
ケーキをほおばってご機嫌な由里子は放っておいて二人を見ていると、由貴が電話したすぐあとにタダシが立ち上がる。
あれ?…、由貴ちゃんたら…、うれしそうにしちゃって…。
しかしまたタダシが席について由貴がタダシのケーキを食べ始めた。若い女の子がうれしそうにスイーツを頬張る微笑ましい姿を見て、優は定番のオッサン笑いを浮かべていた。

「タダシ、由貴ちゃん」
由貴がケーキを食べ終わった頃合いを見計らった優が、二人に近寄って声をかける。
「おっ…、なんだ、早いな」
うれしそうな由貴に無意識にニヤけていたタダシは、その緩んだままの顔を上げて優を見た。
「ふにゃへ?…、優ちゃん?!…、え、へへっ…、駅に迎えに行こうと、思ってたのよ」
ケーキ二人分を平らげて満足そうな由貴は、二人きりのデートで上機嫌なカワイイ笑顔を見せて、優に照れ笑いしていた。

「(公衆の面前だぞ、控えろよ…)」
まったく、この男は…。
幸せそうなバカップルに小さくため息をついた優が、さっき見た痴態をとがめるようにタダシに耳打ちすると
「(そうか、オマエもかわいがってやる…、もう、濡れてんのか…)」
ニンマリ笑ったタダシはセーラー服の優のミニスカに手を入れて、パンティをまさぐる。あそこの湿り気を指先に感じたタダシが、イジワルそうな笑みでスレンダーな女体を見上げる。

「ばっ、やめろっ、これは、ちがう、の…」
やっ、バカタダシ…、やっぱり、替えのパンツ、持ってくれば良かった…。
スケベな手が入り込んだミニスカを押さえて腰を引いた優は、恥ずかしい事実を知られて珍しく頬を染めてうつむいていた。

「優ちゃん、どうしたの?」
タダシのイタズラを見た由貴は、いつものことなのでさして気にしなかったが、優の慌てぶりが気になって声をかけた。
「なんでもないの…」
由貴ちゃんの前でも、遠慮なしだからな、このバカ男…。
少女のように頬を染めた優は、由貴にごまかし笑いの変顔を向けながら、スケベ男の手癖の悪さを恨んでいた。

「あ、お父さん、駅で待ってる、ご主人様、行かないと…」
女の勘でツッコムのやめた由貴は、浩太朗に電話したことを思い出してタダシに促す。
「あ…、そうだった、じゃあ、行くか」
由貴に言われてエリのことを思い出したタダシは、レシートを持って立ち上がる。

「なんだ、オマエもいたのか」
「うふふっ、タダシ君…、由里子、カワイイでしょ」
由里子に気付いたタダシがテーブルからレシートを取り上げると、ニコニコ笑って立ち上がったゴスロリメガネッ娘は、フリルたっぷりのアンダースカートで膨らんだ黒ミニスカのスソを指先でつまんで、ベルトに過剰装飾されたオーバーニーブーツの足を交差させておじぎする。

「ああ、かわいいな…、じゃあ、いくか」
なんだこりゃ…、メイドか?…。
優と同じような感想を思い浮かべただけで口に出さなかったので、ゴスロリメガネっ娘からツッコまれずに済んだタダシは、全員の会計を済ませて店を出た。

「ご主人様、ごちそうさまでした、おいしかったです」
店を出ると由貴がうれしそうに笑って丁寧に頭を下げる。
「あ、タダシが払ってくれたんだ、ごちそうさま」
「タダシ君、ごちそうさま、うふふっ」
それを見て優と由里子も礼を言ったが、タダシは不機嫌そうにうなずいただけだった。

御鈴廊下を闊歩する将軍とお手つき女中のような、タダシと美少女3人組は幾人かの若い男性の目を引いたが、ほとんどの男はゴスロリメガネッ娘に注目していた。そんな卑猥な思惑を込めた視線をした由里子は上機嫌で、お尻をプリプリ振ってアンダースカートからパンチラしながら歩いていた。

「お父さん、ごめんね、待った?」
駅に着くと由貴が真っ先に浩太朗を見つけてパタパタと駆け寄っていた。
「いや…」
愛娘の一生懸命な問いかけに優しく笑った父親は、セーラー服のスリム美少女とゴチャゴチャしたモノトーンの衣装を着たメガネ美少女を侍らせるタダシに、かすかに苦み走った中年の顔を見せた。

「お父さん、紹介します、由貴さんのともだちで、優さんと由里子さんです」
彼女の父親の不興を敏感に感じ取ったタダシは、抜け目なく二人を紹介した。
「あ、そうか…、由貴の父です、由貴と仲良くしてやって下さい」
由貴のともだちだと紹介されては文句を言えない浩太朗は、優しい父親の顔になって二人に声をかける。

「優です、由貴ちゃんとは仲良くさせてもらってます」
浩太朗のナイスミドルぶりにちょっと胸をドキドキさせた優は、紺ミニスカの股間に両手を合わせて丁寧にお辞儀する。
「こんにちは、由里子です、お父さん、カッコイイですね」
物怖じしないC調娘はまるでここがキャバクラであるかのように、売れっ子キャバ嬢が新規の客に挨拶するような親しげな笑顔を見せた。

「お父さん、これ…、エリ先生、不機嫌ですよ…、もっとかわいがってあげないと…」
娘の手前、優しい父親の顔を見せる浩太朗のスキをつくように、タダシは紙切れを握らせるとエリに目配せした。娘にニヤけるバカ親を見るように、端正な横顔を見せるエリは冷たい視線を向けていた。

紙切れにはSMラブホの地図とエリが喜ぶ(とタダシが勝手に決めつけた)SMプレイが羅列してあった。

「あ、ああ…、ありがとう…」
Fatal Attraction(邦題『危険な情事』)な視線を絡ませてくるエリにキョドって、うまく立ち回るタダシの狡猾さに気を回す余裕のない浩太朗は、渡された紙切れをオドオドしながらズボンのポケットにしまった。

「(エリ、ちゃんとご接待するんだぞ)」
光沢のあるブラックジャケットと揃いのマイクロミニスーツ姿のエリににじり寄ったタダシは、ハイサイブーツの太ももの根本に手を入れて、ノーパンのあそこをイジりながらマゾ奴隷に命令を再確認した。
「あん…、はい…」
不機嫌な表情を見せていたエリだったが、タダシの指先で濡れた秘肉をイジられて、とたんに女の顔を見せると、奴隷として命令を忠実に実行しようとするどMなメスの本性を熱くしていた。

女子校生由貴(374) につづく
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