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新人OL真里 (2)美少女危機一髪

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新人OL真里 (2)美少女危機一髪

はああっ…、助かったよお、こわかったあ…。
フレアミニをまくり上げた痴漢の手がパンティに潜り込もうとしたとき、駅に到着するアナウンスに助けられた真里はほっと安堵の息を漏らした。電車が駅に到着して降りる客に押し出された真里はやっと痴漢から逃れることができた。

あ、やっ…、おしっこ、漏れちゃう…。
ほっとしたのもつかの間、駅を出たとたん冷たい夜風に体を冷やされて強烈な尿意に襲われた。

もれてちゃうよお…、やだあ、お漏らしなんて、したくないい…。
痴漢から逃れた安心感とまだ肌寒い夜風が、飲み会で入れ替わり立ち替わり酒を勧められてトイレに行く余裕のなかった真里の膀胱を強烈に刺激していた。

歓迎会がお開きになったときにトイレに行ければ良かったのだが、二次会に連れ出されそうで逃げだした真里は酔いもかなり回っていたので、そこまで気が回らなかった。
…、やん、漏れちゃう、漏れちゃうよおっ…。
家まではあと5分くらいの道のりだが、5分どころか駅に戻る余裕さえなかった。

やった!、助かったあっ、…。
目の前の小さな公園に公衆トイレがあることを思いだした真里は、駆け込んで鍵を掛けるのももどかしくパンティを下ろすと、激しい奔流を便器にたたきつけていた。
…、はあ?、うふ?、えっ、やだ…。
危機から脱した真里はトイレの強烈な臭いを意識するとともに、
「ここだよ、してる、してる…」
個室の外から聞こえる下品な笑い声に身震いした。ヤンチャそうな若者のイヤらしい声が、マリが入った個室に向けられているのは明かだった。

やあん、えっち…、おしっこの音…、聞かれちゃってるよおっ…。
公衆トイレは男女共同で男性が入ってきてもおかしくはない。恥ずかしさとともに恐怖を感じた真里だがまだ放尿が止まらず、あそこからおしっこの滴を垂らしながら震えていた。

個室の前でいやらしい笑いを浮かべている男性は真里がこのトイレに飛び込むのを見て、卑猥な妄想を浮かべてついてきたようだ。
「早く、出てこいよ」
キンカクシにはじける水流の音に聞き耳を立てる男の野卑な笑い声がする。

誰かあ、助けてえ…、今すぐは、ダメだけど、…。
出物腫れ物でどうしようもない10数秒間を、ただ恐怖に震える真里だった。

30秒近くもほとばしりが続いて真里は飲み過ぎたことを後悔したが、やっとすべてを絞り出したようで今はわずかに滴が股間のスジをつたっている。

…どおすればいいの?…、だれかあ、…。
外の男性が恐ろしくて震えていた真里は、
とりあえず、パンツ、はかなきゃ、…。
滴を拭き取る間も惜しんでパンティをズリ上げて立ち上がる。

「ひっ」
不穏な空気を感じて真里が顔を上げると個室の壁をよじ登った男の顔が覗いていた。悲鳴とともに息を飲んだ真里は、恐怖で体がすくんで助けを呼ぶこともできかった。

恐くて顔が上げられない真里が何も出来ずに震えていると、
「じゃあ、こっちから行こうかな」
壁から覗く顔が、乗り越えようと壁から乗り出してくる。
「…ひっ、いやあ!」
あまりの恐怖にすっかり酔いが覚めた真里は震える手でなんとか鍵を開けると、火事場の馬鹿力でドアを勢いよく押し開けた。
「…、ひっ、やだっ、わあん…」
怖くてとにかく走った。目尻からポロポロあふれた涙が後ろに飛び去っていた。

薄汚い公衆トイレはずいぶん古いもので、外に開くドアだったのが不幸中の幸いだった。
「おわあっ」
乗り越えようと腰から上を個室に乗り出していた男はドアに押されて、トイレの床に落ちた。
「いってえっ」
もう一人の男もそいつの下敷きになっていた。

「はあ、はあはあっ、はあっはあっ」
こわいよおっ、たすけてえっ、やだあっ、…。
真里は振り返る余裕などなくとにかく走った。いつもなら5分はかかる帰り道を2分で走りきった。切羽詰まった真里は、すぐ後ろに男が迫ってくる足音がきこえてきそうでアパートまで立ち止まることが出来なかった。

薄汚れたトイレの床で折り重なった男たちは、実は悪酔いした酔っぱらいだった。まともに歩くことさえあやしく、懸命に走る真里を追いかけるなんてとてもムリだった。脱兎のごとく逃げ去る真里がフレアミニのスソを乱してパンチラするのを、ただ見送っただけだ。

「はっ、はあっ」
早くっ早くっ…。
なんとか無事にアパートに到着した真里は息を切らして階段を駆け上り、震える指でバッグから鍵を取り出すと、
「はあはあ、はあっはあっ」
汗がにじんで朱に染まった頬を荒い息で湿らせながら、何とかドアを開けて部屋の中に倒れ込んだ。
「はっ、はあはあっ、はあっはあっ」
た、助かった、のね…、恐かったあ、…。
胸がドキドキして激しい呼吸が治まらない。実際にはいない追っ手から逃げおおせた真里には、もう立ち上がってドアを閉める余力さえ残ってなかった。

新人OL真里 (3) につづく
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