2ntブログ

== 婦警夏美 ==

婦警夏美(10)公務員のお仕事

ろま中男3 作品リスト
婦警夏美 目次

婦警夏美(10)公務員のお仕事

「雪乃先輩、あんなこと…、いいんですか?」
あんなエッチなコト…、それも外で、堂々と、…。
ミニパトに戻った夏美は、雪乃の風俗嬢まがいのサービスを問いただした。

「…、夏美ちゃん、憲法15条2項、おぼえてる?」
興奮気味に迫ってくる新人婦警に、ミニスカから伸びたナマ足をゆっくり組んだ先輩婦警は、艶めかしさを帯びたクールな視線で応えた。

高級外車オーナーとの秘め事の余韻なのか、助手席にゆったりとくつろぐ女体からは妖しいメスのフェロモンが立ち上っているように感じる。

「え…」
え、拳法?…、違うか…、憲法15条って、なんだっけ?…。
質問を質問で返されて肩すかしを食らった夏美は勢いをそがれて、警察学校の学生気分になって憲法の条文を懸命に思いだしていた。

「…、『すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない』、ですか?…」
はあっ…、なんとか、言えた、…。
いきなり憲法を持ち出す先輩婦警に面食らったが、座学はおおむね優秀だった夏美は、公務員を規定する憲法条項をなんとか諳んじた。

「夏美ちゃん、すごいね…、そうよ、私たち公務員は国民の皆様にサービスするのが、お仕事なのよ」
打てば響くような夏美の答えに満足そうに微笑んだ美人婦警は、公務員の仕事について再確認した。

「そうですけど…、それと…」
だからって、あんなエッチなコト、…。
恥じることなく堂々と応える雪乃に、夏美は押されっぱなしだ。

「夏美ちゃん…、私たちは国民の皆様にサービスして、喜んで貰うのがお仕事なの…、罰金だってイヤイヤ払うより、気持ちよく払ってもらう方がいいでしょ」
最初の勢いをすっかり無くした夏美に、雪乃は笑顔を絶やさずにしかし先輩としての威厳をにじませて、蕩々と諭した。

「はあ…、そうかも、しれません…」
そりゃ、怒られるより…、笑ってもらったほうが、うれしいけど…。
新人らしく先輩の説明にまんまと丸め込まれた夏美は、渋々うなずいていた。

「わかってくれて、うれしいっ…、夏美ちゃんて、いい娘ね」
パッと表情を明るくした雪乃はうれしそうに夏美に抱きついた。UCLA中退の帰国子女は感情が高まるとスキンシップするクセがあった。

「あ…、わあっ、先輩っ…、む、胸…、触ってる」
わっ…、きゃひんっ、雪乃先輩…、へ…、やんっ、オッパイ、揉んでるよおっ、…。
美人婦警に抱きつかれた夏美はドキドキしたが、胸に当てられた手に力が入ってDカップを圧迫してくるのに慌てた。

「え…、やんっ、ごめん、つい…」
レズっ気はないと思っている雪乃は後輩婦警の指摘に慌てて離れると、無意識にしてしまったはしたない行為に恥じて少女のように頬を染めていた。

「はあっ…」
やだ…、変な、気分、…。
自分が使っているのと違うコロンの香りを意識した夏美は、ドキドキがいつまでも収まらず、雪乃の顔が見られずに窓の外を見ていた。

「じゃあ、次…、行こうか」
後輩の追及をかわして満足そうな先輩婦警は、パトロールの続行を告げる。

「はい」
行き先を指示されて夏美はミニパトを発車させた。

「ココで停めて…、道案内も私たち大切なお仕事よ…、お手本するから、夏美ちゃんもするのよ」
東京テレセンター駅前に到着すると、工事中の資材置き場の裏手にミニパトを停めさせて、雪乃が出て行った。

道案内も、立派なお仕事よね、…。
交番勤務のお巡りさんがするような、もっとも基本的な業務が初仕事になることに夏美は安堵して、雪乃のセクシーな後ろ姿についていった。

婦警夏美(11) につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。
関連記事
┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 16:29:21 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/2300-cb76ce47
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next