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魔法のメガネ (74)ネエちゃんのたくらみ?

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魔法のメガネ (74)ネエちゃんのたくらみ?

「うっ…、奥まで…、ちゃんと、しろ…」
艶めかしく絡んでくる舌が、ピチャピチャとイヤらしい音を立てる。

カリからサオに向かって舌を這わせてエッチな吐息を漏らす優子を、イラマチオでむせさせるどSな妄想に駆られて、オレは口に溜まったツバを飲み込んで命令した。

「ふふぁい…、んっ、こほっ、えっ…」
サディステックな命令を従順などM奴隷は素直に聞いて、何とか根本まで咥えようとして懸命に息子に吸い付いたが、先端がノドチンコに当たってむせた。

くっ、苦しっ…、うっ…、あ、出しちゃった…、ああっ、ゴメンなさい…、成夫君、ダメな、優子を叱って、…。

咳き込んでえずく優子は固くなった乳房の先端を揺らし、淫靡な鈍い輝きを宿した目を潤ませて見上げてくる。

どSなお仕置きを期待するマゾ奴隷の頭には、紫色とピンク色が交互に点滅していた。

「吐き出しやがったな」
被虐的な心の声にますますサド気を昂ぶらせたオレは、おそるおそる見上げる優子に乱暴な口調になっていた。

「成夫、何してるの?…、さやかさんの部屋は」
そこにネエちゃんの声がして入ってきた。まるでのぞき見していたかのようなタイミングに、興ざめしたオレがズボンをはきながらため息をつくと

いやんっ、お姉さん、どうしてえ…、いいところ、だったのに…。

慌ててバスタオルとカラダに巻いて女座りした優子は、頭に紫色の点を鈍く光らせる。邪魔モノのネエちゃんに不満げな心の声が聞こえてくる。

「優子ちゃん、コレ着て」
「ネエちゃん、なんでブルマーなんだよ」
ネエちゃんは寝間着代わりに、なぜか高校の時に使っていた体操着を持ってきた。

「いいでしょ、ね、優子ちゃん」
「はい、ありがとうございます…、あ、このブルマー、一時期ブルセラで高値が付いてたんですよ」

オレの文句を聞き流したネエちゃんから優子はソレを受け取ると、女子校のマークが入ったブルマの、ホントにどうでもいいような豆知識を紹介した。多分コレクションの大人のオモチャを購入するときに仕入れた知識だろう。

「へえ、そうなの…、売ればよかったかな…、成夫、さやかさんの部屋よ」
優子に話を合わせたネエちゃんは軽く笑顔を見せると、オレを連れ出した。

え、成夫君、行っちゃうの…、やあんっ、お姉さんの、イジワル、…。

部屋を出る前に優子を見ると、おあずけを喰らったワンコのようにいじましい目でオレを見る、優子の心の声が聞こえた。

「あの…、すいません」
さやかは母ちゃんの部屋で恐縮していた。東南アジア系のハーフ顔美少女はネエちゃんからシャツを借りたようで、男物の大きめのストライプシャツを着ていた。

ロングヘアをまとめたまま頭には、青い点にたまに黄色の点が見えていた。部屋をあてがわれたのが嬉しいのだろうか。

しかし母ちゃんが死んでからずっとそのままにしていた部屋だ。その部屋をさやかに使わせていいのか、というつもりでネエちゃんの顔を見ると、ネエちゃんは黙ってうなずいた。

「じゃあ、頼んだわよ」
まつげで強調された切れ長の目で意味ありげにチラ見したネエちゃんは、さっさと部屋を出て行った。

「オリを作って飼ってやる約束だったな」
部屋の真ん中で心細げに座るさやかに、オレはサド気を膨らませて憎まれ口を叩く。

「はい…」
本職のSM嬢はうつむいたままうなずいていた。
「でも、今日は遅いから、オリは明日だ」
ココでSMプレイをするのもなんだか能がない気がしたオレは、違うプレイを考えていた。

「ゴメンなさい、迷惑かけちゃって」
連れてきたときのように首輪でつながないのを優しさと勘違いしたのか、さやかは子供のような笑顔で見上げてくる。

優しい、ご主人様…。

嬉しそうな心の声が聞こえて来て、頭に黄色に緑色の点が混じって見えた。それでさやかが究極の優しさを知ってるSM嬢だったのを思いだした。

魔法のメガネ (75) につづく
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