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魔法のメガネ (56)幼なじみとの帰り道

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魔法のメガネ (56)幼なじみとの帰り道

「おい、一緒に帰ろうぜ」
じゃあ、小説通りに、行くか、…。
今のシチュエーションとピッタリあった好都合なエロ小説を読みふける友美に、オレは邪悪なたくらみを秘めて誘った。

「え…、いいわよ」
文庫本から顔を上げたハダカの友美は、やや左寄りに分けたロングヘアで出したオデコの下からノゾキ込むようにオレを見上げて、柔和な笑顔をみせると本をカバンにしまった。

その笑顔は普通の表情に見えたが、口角を上げた唇のハシに淫靡な雰囲気がにじんでいるのをオレは見逃さなかった。

「チョット待ってね」
帰り支度を済ませた友美は背を向けて前屈みになると、胸まで届くフェミニンなロングヘアを床にこすりそうに垂らし、ニーハイソックスのたるみを直していた。

おおっ、丸見えだよ…、ぬ、濡れて、やがる…。
突き出したお尻のワレメに挟まれた部分がプックリ膨らんでいる。

ピンクの柔らかそうな肉を真ん中で分断するスジから、かすかに汁気がにじんで見える。初めて見る幼なじみのあそこにオレはドキドキしていた。

見られてる?…、いやんっ、私って、エッチすぎる?…、でもパンツ…、はいているし…。

考えていることが筒抜けになっているどころか、全裸を見られているなんて思わない友美は、『毛双太郎』の一場面みたいなポーズを取って、ミニスカのスソからお尻をチラ見せしていると思い込んでいた。

「じゃあ、行こうか」
かすかにウェーブのかかったサラサラロングヘアをなびかせた友美が、いきなり振り返る。

わっ、スゴイ、見てる…、成夫君って…、エッチ、だったのね~、…。

「あ、ああっ…」
やべっ…、ににがし、にさんがろく、…。
エロエロで扇情的なポーズに見とれていたオレは、友美にスケベ面を見られていた。だらしなく緩めた顔を引き締めたオレは、九九を暗唱して暴れ出しそうな息子を鎮めていた。

先に立って歩く友美はお尻を振るように歩く。すらりとしたニーハイの脚線美が一歩出るたびにミニスカのスソが揺れてパンチラしそうになる。

見てるかな?…、見えないよね…、やあんっ、ドキドキするよおっ…。

エロ小説では主人公が前を歩くアイリのお尻をのぞき込むので、オレもソレにならってハダカ機能をOFFにすると、前屈みになってミニスカの奥をのぞき込んでいた。

水玉だったのか、…。
往来で女の子のお尻をのぞき込むみっともない格好だったが、周りに誰もいないことを確認してのぞき込むと、ピンクの水玉パンティが見えた。

ハダカで読書する美少女も興奮させてくれたが、水玉パンチラも萌え萌えで興奮する。息子が元気になって歩きにくかった。

「あれ、成夫君、電車じゃなかった?」
バス停までお尻を見つめながらついていくと突然友美が振り返る。頬がかすかにピンク色を帯びている。

「あ、ああっ…、今日はバスの気分だから」
どうせバスの終点は電車で降りる駅だからバスでもいい。オレはちょっと垂れ目な友美の大きな目から逃げるように、お尻から目をそらして適当に応える。

「なにそれっ、きゃははっ」
ロングヘア美少女は大笑いしてミニスカのスソを揺らす。絶対領域のナマ肌がまぶしかった。

成夫君…、ともと、一緒にいたいの?…、ともが、スキなの?…。

ケラケラ笑ってミニスカのスソを揺らす友美は、心の声で乙女チックな恋に恋する少女な気持ちを伝えてくる。

じゃあ、バスが、勝負だな、…。
ベンチに腰掛けてニーハイの足をゆっくり組んだ友美の前でしゃがみ込んだオレは、高校生にしては色っぽいやわらかそうな太ももの裏側を見ながら、『毛双太郎』前半のクライマックスを思いだして、ドキドキしていた。

魔法のメガネ (57) につづく
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