ろま中男3 作品リスト魔法のメガネ 目次魔法のメガネ (55)ともちん
「もう、学校終わったわよ…、起きなくていいの…」
色っぽい声に目を覚ますと、全裸で胸の谷間をくっきりさせた乳房を押しつける栄子がオレの横に寝ていた。
「あら、元気ね…、もう一回する?」
オレは無意識にあったかくてスポンジのような柔らかい肉感的な女体に抱きつき、朝立ち気味の息子をさらに元気にしていた。
「え…、や…、帰ります」
穴があったら入れたい息子のワガママをなんとか押さえつけると、オレは服を直して保健室を出て行った。
「いつでもいいから、またいらっしゃい」
シーツをはだけられた栄子は、フェロモンを漂わせる艶めかしい女体をベッドに横たえて、オレの背中にセクシーな声を投げかけていた。
おっ…、へえ…、コイツもか…。
教室に入ろうとすると坂野友美がひとりで教卓前の最前列の机に座っていた。
友美とはただの友達だが、小学5年のとき大阪から引っ越してきてからずっと一緒で、萌える言い方をすれば幼馴染みだ。
「やりまんめがね~」のおかげで女の気持ちがわかるオレは、頭にピンクの点を輝かせる友美に注目して入り口の柱に隠れると、カバーを付けた文庫本を読む美少女をのぞいた。
どれどれ…。
エロ養護教諭と別れたばかりだが、まだ朝立ち状態の息子がムズムズするオレは、フレームに触れて裸機能をONにした。
おおっ、小振りだけど…、とび出てるなあっ…。
誰もいない教室に楚々とすました美少女が全裸で座る非日常の光景に、オレは萌えていた。Bカップぐらいの揉み心地のよさそうな小振りなふくらみだったが、その中心にピンクのポッチが突き出ている。
「友美、帰らないのか?」
コイツも、頂き、か…。
オレは下半身がゾクソクする感じを紛らわしながら、両手で開いた文庫本に目を落とす美少女に声をかけた。
「…、成夫君…、授業、さぼったでしょ」
顔を上げた美少女はオレに一糸まとわぬ姿を見られているとも知らずに、ニッコリ笑うとまた文庫本に目を落とした。
あ…、成夫君だ…、そういえば、今日一日、いなかったよね…、でも、男の子の前で、こんな本読むなんて…、ちょっと、ドキドキする…。
すました顔で読書を続けるフルヌード美少女に、息子が騒ぎ出されないように自制しながら見ていると、心の声が聞こえて来た。
コイツ…、きっと、…。
友美の様子や心の声から、読んでいる本の内容がなんとなく想像できた。
バスの中で…、太郎にヒダスカートを、ゆっくりとたくし上げられたアイリは…、…に困惑したが、ナマ太ももに手を置かれると…、…手を押さえてしまった…。
寝たふりを懸命に続けるアイリは…、足に置かれた太郎の手が、なんだか汗ばんでいる気がした…。
黙って見ていると、友美が文庫本の内容を黙読する心の声が聞こえてくる。
コイツ、『毛双太郎』、読んでやがる、…。
友美が読んでいたのはエロエロなネット小説の文庫版だった。
オレもこの作家のファンで、アップ直後のフィルタリングがかかる前のわずかなタイムラグを狙って、ケータイで読みふけったので内容は知っている。
『毛双太郎』アイリの章は、パンチラノゾキが趣味で妄想癖のある変態高校生太郎に、幼馴染みのアイリは密かに恋心を抱いて…、という内容だ。
裸を見られているとは知らない友美は、内またに合わせた太ももをすりあわせていた。まだ女の色気が足りない太ももだったが、かすかに汗ばんで根本の茂みがかすかに揺れるのがエロチックに見えた。
同級生の前で堂々とエロ小説を読みふける美少女に、オレの中の野獣がやっちまえ、とささやいていた。
作者注:コレはフィクションです。『毛双太郎』の文庫本は、もちろんありません。
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