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魔法のメガネ (39)あっちゃん

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魔法のメガネ (39)あっちゃん

私、負けないっ…、絶対、世界征服、してやるっ、…。

はあ…、コイツ…、こんな事、考えてるのか、…。
ポニーテールを揺らす頭に赤ピンク紫の点を見せる敦子の後ろ姿を眺めていると、鼻息の荒い心の声が聞こえてくる。常識離れした世迷い言を本気でたくらむ敦子にオレは半ば呆れながら、新鮮な感じさえしていた。

横田敦子は入学当時から定期試験で学年トップに君臨してきたが、前回の試験で優子に負けてトップを明け渡した。ロリ顔美少女の世界征服?の野望は優子のエログッズ欲しさの根性に負けた、ということになるようだ。

敦子も優子と同じニーハイだがミニスカは優子より若干長くて、スソからチラ見せする絶対領域のナマ肌が妙に男心を誘ってくる。

ちょっと、見てやれ、…。
ロリっぽい顔立ちな敦子のまだ幼児っぽさを残したスリムなセーラー服姿を、後ろから眺めていたオレはスケベ心を起こして「やりまんめがね~」のフレームに触れた。突然全裸になった敦子は、カワイイお尻をプリプリ揺らして歩いていく。

見られてるとも、知らずに…、たまらんなあ、…。
交互に上下する尻タブの奥であそこがクチュクチュ揺れるのを見たオレは、妙にハイになって笑いがこみ上げてくるのを懸命にガマンしようとしたが、ガマン出来そうにないのでまたフレームに触れて裸機能をOFFした。

「あっ、あっちゃん、おはようっ」
優子も敦子の存在に気付いてパタパタ走り出すと、いきなりスカートめくりした。優子は敦子をライバルというより、気の置けない仲間だと思っているようで、人なつっこい笑顔を見せてなついている。

「きゃあっ…、なっ、なにすんのっ、このバカ女っ…、え…、やだ…」
あわててミニスカを押さえた敦子は、破廉恥行為をしてじゃれてくる優子に地をさらして大声を上げたが、それで注目されるのを意識して恥ずかしそうに顔を伏せた。

見られたっ?…、もう、このバカ女っ…、なんてこと、するのよおっ…、昨日、彼のトコに泊まって、こんなの、はいてるのにっ、…。

へ…、な、なんだ…。
オレの目はロリ美少女の下着に釘付けになった。敦子がはいていたのは、カワイイとはほど遠い男物のトランクスだった。どうやら昨日彼の部屋に泊まっていい想いをした敦子は、替えの下着が無くて彼に借りたようだ。

「…、ねえ、アンタ…、見た?」
顔を上げてキョロキョロした敦子はぼんやり眺めていたオレを見つけると、ツカツカと詰め寄ってきて意地悪そうな目でにらみつけてきた。

こんな、冴えないヤツに、見られるなんて…、でも、いいわ…、私のハーレムの、一人にしてやれ、…。

「ちょっと、来て」
敦子はロリ顔に、ニヤッと擬音が聞こえてきそうな、笑みを浮かべると袖を引っ張って歩き出した。

「あ…、あっちゃん…」
オレを拉致る敦子に優子は不安そうな声を漏らしてついて来ようとした。しかしオレがにらみつけるとアイコンタクトを理解してその場に立ち止まり、泣きそうな顔で連れ去られるオレを見送った。

「おい…、どこいくんだ…」
「ステイ」を命令された飼い犬のようにおとなしくその場に留まった優子に、ささやかな優越感でちょっといい気分になったオレは、ずんずん歩いていく敦子に聞いた。

「うるさいっ!…、黙って、来ればいいのよ」

ヘタレのクセに、私にタメ口聞くなんて、100万光年、早いわよっ、…。

文字通りポニーテールを馬のしっぽのように左右に揺らす敦子は、相変わらず赤紫ピンクの点を見せていた。性格が悪いというウワサのあるロリ顔美少女は、女王様キャラのタカビーな心の声を力説してオレを校舎裏に連れて行った。

魔法のメガネ (40) につづく
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