ろま中男3 作品リスト魔法のメガネ 目次魔法のメガネ (21)未亡人
うへえっ、たらまんっ…、うまそう…。
優子ママが醸し出す控えめな色気にスケベ心を出したオレは、メガネに触って裸機能をONした。若い頃の黒木瞳似のお母さんは若干の衰えはあるが、やわらかそうなたわわな乳房の胸に、ちょっと肉のたるんだ柔らかそうなくびれが豊かな腰の丸い曲線につながり、艶めかしい脚線美のエロエロボディを見せつける。
びっくりした…、敦夫さんかと思った…、もういないのに、…。
あつお、って、だれだ?…。
優しい笑みの楚々とした清楚なたたずまいで、匂い立つような一糸まとわぬ裸体をさらす成熟した美女の、悲しそうな艶っぽい心の声が聞こえてきて、下半身がムズムズしてくる。「やりまんめがね~」のおかげで、頭の点が黄色や紫やピンクに交互に点滅するのが見えて、優子ママが動揺しているのが手に取るようにわかる。
「優子の部屋、こっちだよ」
オレが優子ママの色気にそそられているのにまったく気付いてない優子は、ニーハイソックスの太ももをムッチリさせてしゃがむと、うれしそうにスリッパを差しだしてきた。目の前の膨らんだ股間にエッチな笑いを浮かべていたので、勘違いしてヘンな期待をしてるらしい。
「あつお、って、誰だ?」
ほのかにいい匂いのする優子の部屋は、ファンシーな小物が女子高生の部屋っぽいが、ナースやミニスカポリス、アニメキャラのコスプレ衣装が吊ってある一角からは、オタク臭がプンプンしていた。
「え…、ああっ、お母さん…、敦夫って、死んじゃったお父さんだよ」
ベッドに座ったオレの横に恥ずかしそうに座ってカラダをすりつけてくる優子は、優子ママのセリフを全く気にしてなかったようで意外そうな顔を見せたが、すぐに何でもなさそう応えた。
「おまえ、お父さん、いないのか」
いいマンションに住んでるのできっとお父さんがお金持ちだと思っていたオレは、思わず聞いていた。
「優子が小さいときに死んだみたい…、成夫君も、お母さんいないんでしょ、一緒だよ」
プライベートルームですっかりリラックスした優子が妙になついてくる。オレの個人情報を知っていることが意外だったがそれよりもオレは、優子ママが10年以上も独り身であの色っぽいカラダをもてあましていた、という妄想に色めき立ってスケベ心を膨らませていた。
「そういえば、『アレ』ってなんだ?…、それ買うために、勉強がんばってたって…」
肉は腐り始めが一番うまい、などと優子ママの熟した女体に淫らな野望を昂ぶらせていたオレは、うっかりしてまたよけいなことを口走っていた。
「あれ?…、成夫君に、言ったっけ?…、そうか、優子のこと、何でもわかっちゃうのね」
不思議そうに見上げる優子に、それが心の声で聞いたことだと気付いたオレは焦った。しかし優子はそんなこと気にする様子もなく、逆にうれしそうに立ち上がった。
「コレも、そうだけど…」
「優子、入るわよ」
「あ、うんっ」
吊したコスプレ衣装にうれし恥ずかしなエッチな笑みを見せた優子が、クローゼットを開けようとしたところに、ドアの外から優子ママの声がして、優子はクローゼットをぴったり閉じるとドアを開けた。
「お茶、どうぞ…」
トレイに紅茶とケーキを載せた優子ママが頭にピンクの点を見せて部屋に入ってくる。ちゃんと服を着たママは、さっき見たのとなんとなく違う気がした。いったん目標をロストすると裸機能は自動的にOFFになるようだ。
「お母さん、着替えたの?…、あ、そうだ、成夫君、晩ご飯食べていってもらって、いいよね」
優子の平板な声に優子ママの衣装が替わっていることに気付いた。オレに夢中の優子はそのことにこだわらず、オレと一緒の晩飯をおねだりしていた。
やっぱり…、うまそう、…。
すぐに裸機能をONしてしまったので元の服を覚えてないが、今の前あわせをボタンで留める膝上ワンピは、艶めかしい女体をムッチリ締めつけてエッチな曲線を強調している。オレは熟れた肉体に食指を動かして、エロエロな期待に胸をときめかせていた。
やっぱり、似てる…、はあ、敦夫さん、…。
ママも、ヤル気満々だよ、…。
頭にピンクの点を点滅させる優子ママの切なげな艶っぽい声が聞こえて来て、オレを亡夫と重ね合わせていることがわかった。10年以上も淫らな肉欲を抑え込んで熟れた女体に、オレの意識は完全に奪われていた。
「いいわよ…、たいした物はありませんけど、晩ご飯…、食べていってくださいね」
ワンピの股間に手を当てて軽くお辞儀をした優子ママは、あふれ出るフェロモンをカラダにまとわりつけて部屋から出て行く。
ごちそうに、なります…、後で、あんたもね、…。
未亡人の楚々とした居ずまいからにじみ出る濃厚な色気を、鼻腔いっぱいに吸いこんで鼻の下を伸ばしたオレはゆるんだ顔でうなずいていた。
「一緒に晩ご飯、食べようね…、でね、これっ」
母親にヤニ下がっているとは思ってない優子は、スケベ面をぶら下げたオレに恥ずかしそうにクローゼットを開けると、ずらっと並んだラバー素材の衣装を公開していた。
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