ろま中男3 作品リスト魔法のメガネ 目次魔法のメガネ (12)麻里
おいおい、この教室は、エロ女ばっかり、なのか?…。
教室の戻ったオレは席に着こうとして、頭にピンク色の点を見せる女の子を見つけた。隣の席に座る篠田麻里だった。
「小嶋、もう、いいのか?…」
オレの後から教室に入ってきた優子は山川に声をかけられて軽くうなずき、オレの前の席に戻ってイスを引くと、エッチな笑みでチラ見してから座った。
麻里は優子にはおよばないが定期試験でトップスリーを争うほどの成績で、休み時間は静かに純文学の文庫本を読んでいるようなおとなしい女の子だ。かしこぶってすました女だと思ってたし、隣の席でも口を利いたことなんか無かった。
ああんっ…、なんで、エッチな気分に、なっちゃうの…、ずごい、したい…、でも、授業中だし…、でも、見られなかったら、…。
最後列席で寝たフリをして机に突っ伏し、顔を隠した腕のワキの下を通してヒダミニスカから伸びる健康的なナマ足を盗み見してると、エッチな声が聞こえてくる。かすかにナマ太ももを開いた麻里は、手を差し込んでゴソゴソしだした。
おい、授業中だぞ…、優子といい、麻里といい、エロ女ばっかりかっ、…。
授業中にローターを入れていた優子といい、授業中にオナニーをはじめる麻里といい、勉強の出来る女はエロ女ばっかりなのか、とオレは呆れていた。
誰も、見てないよね…、はあっ、このスリルが、たまらない…、もう、わたし、ビショビショ…、誰も知らない、私だけの、秘密、…。
ノートに書くフリをして前屈みの麻里は、差し込んだ手で太ももの根本までまくり上げられたヒダスカートをかすかに揺らしていた。
コイツ、すました顔してるんじゃ、ないだろうな…、どんな顔、してんだ、…。
授業中に大胆にもオナニーする麻里が、どんな表情なのか見たくなったオレは、顔を隠していた腕越しに視線を向けた。
え…、見た?…、羽瀬川君、寝てたんじゃ、ないの?…、やだ、ひょっとして、ずっと、見てたの?…、うそっ、うそっ…。
視線の先に凍りついた表情の麻里がいた。ビックリして大きく見開いた目とオレはしばらく見つめ合ってしまった。ハッとなって慌ててスカートから手を抜き出した麻里は、真っ赤になった顔を隠して机に突っ伏していた。
どうしよう、授業中にオナニー…、してたって、言いふらされる…、でも、羽瀬川君、いい人そうだし、頼めば…。
困ったときは、濃い青色になるのか、…。
うずくまる麻里の頭の点はピンクから青に変わってた。でもいつも見える明るい青じゃなくて群青というかかなり暗い色だった。
そんなことを考えているとチャイムが鳴った。終業の礼をした麻里は、「ついてきて」と書かれたノートの切れ端をオレの机の置くと教室を出て行った。
オレがついていこうとすると優子も席を立とうとしたのでにらんでやったら、シュンとなってイスに座り直した。ウチのジョンが叱られてお座りするのと似てて、オレは吹き出しそうになった。
結構、いいカラダ…、してるな、…。
休み時間で騒がしい廊下を、オレはすました文学少女だと思っていた麻里の、急ぎ足でプリプリ揺れるお尻を見ていた。フレームに触って裸機能をONにしたので麻里は素っ裸で歩いている。みんなの前で裸で堂々と歩く姿がエロチックな不思議な光景だった。健康的なナマ足はさっき見たが、キュッと引き締まった尻もなんともエッチだった。
ついてきた、ってことは…、見たんだよね…、どうしよう…、でも、なんとかしないと、…。
「見たでしょ?」
麻里は誰もいない生物室に入った。オレが扉を閉めると思いつめたような麻里がジッと見つめてた。思ったより大きな胸の中心でピンクの乳首で突き出ているのが見える。頭の点はやっぱり暗い青色だった。
「…、オナニー」
とぼけてもしょうがないので、オレは見たままを言ってやった。
やっぱり…、見てたんだ…、寝てると、思ったのに…。
麻里はガックリと頭を落とすと黙ってしまった。頭の青点はほとんど黒に近くなっていた。ボブカットのサラサラした髪が落ち込んだ麻里の表情を隠していた。
黙っててって、頼むしかない…、そうよ、羽瀬川君、いい人そうだもん…、ちゃんと頼めば…。
「オナニー、しろよ」
麻里は善意頼みのようだ。オレのコトなんかよく知らないくせに、いい人と思われているのがなんだかシャクに障って冷たく言ってやった。
「え…」
顔を上げて緊張した表情を見せる麻里はだんだん泣きそうな顔になった。オレに裸を見られてることを知らない麻里は、股間に押し当てられた固く握った両手のコブシでVゾーンを隠して、大きな胸を二の腕で押しつぶしていた。頭の点は真っ黒に近かったが、たまにピンク色に見えた。
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