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== 女子アナ由香里 ==

女子アナ由香里 (22)みったん

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女子アナ由香里 (22)みったん

「みったん、起きた?」
ベッドの上で目を覚ましたオレは、ユカリンのご機嫌な声にハッとなって顔を上げた。

「いてっ」
ユカリンからビンタの嵐を喰らったオレは口の中が切れていた。ジンジンする頬を押さえると湿布が貼ってあった。

「やっぱり、似合うね」
本人いわく室内用のすけすけベビードールとTバックパンティのエロチックな姿で立つユカリンの視線は、オレの股間に向けられていた。オレは思わずイヤンな感じで股間を隠したが、その時今日ユカリンが買ったブランドビキニパンツをはかされていることに気付いた。

「ユカリンが、着替えさせてくれたの?」
ブーメランなビキニパンツ以外には何も身につけてないオレは、ニコニコするユカリンにマヌケ面で聞いていた。

「うん、お風呂で、みったん、伸びちゃったから?、私がここまでっ、連れてきたのよっ」
腰に手を当ててカルメン’77な感じで腰を振る女子アナはなんだか自慢気だった。クネクネ踊る女体に特大のデカメロンが、スケスケなベビードールにプルプル揺れていた。

「そうか、ありがと…、って、恥ずかしいだろっ」
とりあえず礼を言ってみたが、やっぱり寝てる間にパンツを脱がされたと思うとこっぱずかしくて、ツッコミを入れずにはいられなかった。

「照れちゃって、かわいい…、みったん」
オレの赤っ恥なツッコミを軽くかわしたユカリンは、うれしそうにニコニコしていた。

「あの、由香里さん…、さっきから、みったん、みったんって、なんですか?」
今のユカリンには何を言ってもムダだと悟ったオレは、しかしそれだけは聞かずにいられなかった。

「光弘君だから…、みったん」
恥ずかしそうにカラダをくねらせてシナを作ったユカリンは、上目遣いに応える。

「みったんって…、それじゃボクは『こーきっちゃん、こーきっちゃん』て歌わなきゃ、いけないのかな?…、それでユカリンは、るみたんになって、タコみたいな変顔して、ドッカーンピカッで、古田新太になるのかな?」
お気楽にはしゃぐ美人局アナをジットリした目で見つめたオレは、回りくどいツッコミを入れていた。

「『ぼくの魔法使い』でしょ、あの頃のクドカンって、おもしろかったよね?」
しかし軽くかわしたユカリンは、うれしそうにニコニコして応えやがった。

「だーっ!!!、じゃあ何か、オレたちはラブラブバカップルで、探偵事務所に就職して何でも屋やるのかっ」
しつこくドラマネタでツッコむオレに
「みったんだけに、あのドラマ、相当好きだったのね」
ユカリンは納得したような顔でうなずいていた。

「そんなこと、言ってンじゃねえっ、みったんて言うの、やめろっ」
どこまでもふざけたユカリンにとうとうキレたオレは、口から火を噴きそうな勢いで怒鳴り散らしていた。

「みった?ん、怒っちゃあ、いや?、んっ」
横目で薄ら笑いを浮かべたユカリンは、人差し指を唇に当てるとそれでオレの口を押さえた。

「ぐ…、ううう…」
はぐらかされてばかりのオレは怒りのやり場を無くして、カラダのあちこちから真っ黒なくすぶった煙が漏れ出す気がした。

「みったん、どうする、もう一回、お風呂入る?」
すでに頭の血管が数本切れて血が吹き出してる気分のオレに、ユカリンは「だっちゅーの」のポーズで胸を強調しながら、グロスリップの唇を突き出してた。

「…、わかったぞ…、仕返しだな…」
ふざけていても肉感的なナイスバディからエロチックなフェロモンをだだ漏れさせるユカリンに、オレはかえって冷静になっていた。

「バレた…、えへへっ」
ジトッとしたオレの視線に彼女はカラダを斜めにすると、二の腕で胸を挟むようにして下げた手を重ねると、伏し目がちな横目で照れ笑いしながら、ペロッと舌を出した。

「うっ…」
そのかわいい仕草に見とれたオレは思わず腰を引いていた。

「いや?ん…、みったん、目がエッチ…」
みっともないオレを横目で眺めるユカリンは、バカっぽい口調でシナをつくって特大デカメロンをプルプル振るわせていた。

「だからっ、みったん、呼ぶなっ」
まだ仕返しし足りないようでふざけるのをやめないユカリンにおちょくられたオレは、間髪入れずにツッコミを入れていた。

女子アナ由香里 (23) につづく
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