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== 女子アナ由香里 ==

女子アナ由香里 (21)お風呂で愁嘆場

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女子アナ由香里 目次

女子アナ由香里 (21)お風呂で愁嘆場

「泣くなよ…、由香里…」
噛んだ涙のしょっぱさにどうしようもなく落ち込んでいくオレはボロボロ泣きながら、無意識にユカリンを呼び捨てにしていた。

「私、キタナイの…」
しかしオレの声など聞こえてないように、彼女は一人言のような悲しく切ないつぶやきを漏らす。それは自らに言い聞かせているようでもあり、オレに問いかけているような気もした。

「由香里は、キタナくなんか、ないよ…、キレイだ」
激しく降りかかるシャワーに打たれてビショビショになった服の重さ以上に、何かがのしかかって体が重くなってくるようで、ますます気が滅入って涙も出なくなっていた。オレはそんなシャワーから彼女をかばう気持ちでうずくまる柔らかいカラダを抱きしめていた。スベスベした肌の感触はキレイだというセリフを素直に言わせてくれた。

「私は…、キレイなんかじゃ、ないっ…、オシッコまみれのっ、キタナイ子なのっ」
突然癇癪を起こしたユカリンは覆い被さるオレをはねのけて大声を張り上げた。さっきまでさめざめと嗚咽を漏らしていた彼女のあまりの変わりようにオレは尻もちをついたまま、すっくと立つ彼女のナイスバディに見とれていた。

「公園で、オシッコ漏らす…、恥ずかしい子なのよっ」
20代後半の自分を「子」と表現するなんて厚かましいにもほどがあるが、その時はそんなツッコミが頭をかすめさえしなかった。窓から差す光を背にして逆光で立つ肉感的な裸体は、後光が差すようで神々しくさえあった。

「ユカリンは…、キレイだ…」
涙をぬぐったオレは阿呆のようにユカリンの凛々しい姿を見つめていた。ただ見たまま感じたままをそのまま口に出していた。圧倒的な肉体美を見せつけられたオレは、浅はかな奸計を廻らす余裕さえなかった。

「ウソつきっ、私はションベン垂れ、なんでしょ」
彼女の叫びと同時に、ビシッと肉がはじける音がした。勢いよく振るったしなやかな指先を追うように肉感的なカラダをよじった彼女は、オレを平手で打ちつけた。逆光で陰になった彼女の顔に目だけが爛爛と輝いていた。オレは頬の痛みも忘れて彼女を見つめて、下半身がしびれるようなゾクゾクする興奮を感じていた。

「ウソじゃない、キレイだ」
ユカリンの平手で気合いを入れられた形になったオレは、ゆっくりと立ち上がって彼女の目を見つめていた。

「ウソつきっ、ウソつきっ、ウソつきっ」
オレの真剣な目を見返す彼女の目からブワッと涙が溢れて、オレは何度も平手打ちを喰らった。ボロボロと涙をこぼしながら肉感的な女体を踊らせてオレの頬を打ちつける彼女は、段々息が荒くなって肩を上下に揺らしはじめた。

「ウソじゃない、キレイだ」
ビンタの嵐で唇が切れて血が滴る。キレイに整えた爪が当たって、腫れ上がってジンジンする頬にも血がにじむ。オレは痛みに目をしかめていたがそれでもユカリンを見つめていた。

「うそつきっ、きらいっ」
殴り疲れてきたのか涙で顔をぐしゃぐしゃにしたユカリンの口調が、なんだか子供っぽく聞こえてくる。殴り疲れてオレにしがみついてたっぷりした乳房を胸に押しつけるユカリンは、子供が駄々をこねるように腕を振り回してポカポカ殴りはじめた。

「ウソじゃない…、ユカリンはキレイだ」
この頃にはもう立場が逆転して、子供のようにむずかるユカリンをオレは落ち着いた態度でなだめていた。オレは暴れる体を抱きしめて、自分でも気取りすぎだろとツッコミを入れたくなるような、落ち着いた声で問いかけていた。

「…、ホントに…」
抱きしめられて押しつぶされた胸を忙しく上下させて、苦しそうに荒い息を弾ませるユカリンは、涙でぐしゃぐしゃの顔を上げるとすがるような視線を送ってくる。

「ああ、ユカリンは、世界一の美人さんだ」
まるで子供のような泣き顔にオレはついふくれあがった顔を緩めると、お父さんが娘をおだてるような口調になっていた。

「由香里、世界一の美人さん、なの?」
今にもこぼれそうにいっぱいに涙を溜めた目がジッとオレを見つめる。その口調は少女と言うより幼女に近かった。

「ああ、そうだ、ユカリンは、世界一の美人さんだっ」
そんな子供っぽいユカリンにオレは顔をゆるませて、柔らかい女体を抱き上げていた。

「いやあんっ、えへへっ」
腰で抱き上げられた全裸の女子アナは楽しそうな声を上げると、オレの頭に抱きついてタプタプ揺れる胸のしっとりした肌を押しつけてくる。巨大な二つの肉のかたまりが顔に密着して、息が出来なくなったオレはしばらくその姿勢のままでがんばったが、とうとうガマンしきれずにその場に尻もちをついてぶっ倒れた。

「あんっ、やあんっ…、あれ、大丈夫っ?」
そのままオレに馬乗りになったユカリンは、メリーゴーランドではしゃぐ子供のように内マタの太ももをオレに押しつけてまたがっていたが、泡を吹いて伸びたオレを見てあわてて介抱した(らしい)。

女子アナ由香里 (22) につづく
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