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== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 1話 (18)

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交渉人涼子 Negotiator Ryoko
1話 銀行強盗立てこもり事件 (18)

入れる前からすでに限界に近かった二人は、まずボスが熱いザーメンをアナにぶちまけると、犯人もまた涼子の中に大量に注ぎ込んだ。魅惑的な女体から離れた二人は幸福そうな笑顔を浮かべて、はあはあ、と荒い息でへたり込んでいる。涼子はすっくと立ち、二人の犯罪者に冷たい視線を向けると、山田撃て、と短く命令した。山田は涼子をもてあそぶ二人に、殺したいほどの憎しみをはち切れんばかりに抱えていた。涼子の命令を待ってましたとばかりに、後ろ手に隠し持った二丁拳銃を構えると、躊躇なくトリガーを引き、2発で二人の頭を撃ち抜いた。

快楽の余韻に浸っていた二人の犯人は頭を撃ち抜かれて絶命しても、幸せそうな笑顔を浮かべていた。涼子は急いで上だけ服を着せると拳銃を握らせ、山田が発射したあたりに何発か撃たせた。二人の目を閉じ、笑顔を普通の顔に戻した。死体に服を着せながら、山田にも服を着るように指示した。涼子は下着を着ける時間もおしいので、ノーブラノーパンのままで服を着て警官隊の突入に備えた。ミキにも服も着せなければならない。失神したミキを起こすと、すべて済んだわ、もう大丈夫よ、おじさんがたくさんくるから早く服を着なさい、の言葉にミキは涼子にうれしそうな笑顔を向けて、ウン、と答えた。

それから、ココであったことは、ナニもしゃべってはダメよ、よけいなことを言えば、マスコミの餌食になるわ、あなたは犯人に脅されて、気絶していたことにするの、それがあなたを守ることになるのよ、と言い終わると、ミキの顔をじっとのぞき込んだ。ミキはしばらく考え込んでいたようだが、お姉様がこれからもミキと遊んでくれるなら、言うとおりにします、と甘えた声で笑った。涼子も、そうしましょう、と笑顔を返した。



警官隊が大挙して突入したとき、射殺された犯人の死体を見つけただけだった。金庫室に閉じこめられていた人質たちは犯人たちがナニをしていたか全く知らなかった。それどころか頑丈な金庫室には銃声さえも届いていなかった。

犯人射殺で事件は解決した。山田は涼子のいいなりになって口裏を合わせ、射殺は正当防衛として認められた。人質も全員安全に解放され、マスコミは凶悪犯に勇敢に立ち向かった涼子をヒロイン扱いした。警視庁のお偉方は犯人射殺という最悪の結末にもかかわらず、涼子に何度目かの警視総監賞を与え、警部補に昇進させなければならなかった。

交渉人涼子 1話 おわり
交渉人涼子 2話 (1) につづく
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