ろま中男3 作品リスト英語教師英梨2 目次英語教師英梨2 (28)追い詰める
「見た?」
なにを…、やだ、スゴイ目で見てる、…。
佐藤はその言葉の意味を図りかねた。やや顔を伏せた直紀は三白眼に敵意をこめてジッと見つめている。
ショタコンの気がある佐藤は、好みの美少年に声をかけられて最初は浮ついた気持ちでいたが、なにやら剣呑な雰囲気を感じて警戒していた。
ゆったり寝そべるようにソファに沈み込ませた女体は緊張気味に力が入って、網タイツの太ももにぴっちり張り付いたミニスカは三角ゾーンをはっきり見せて、少年にナマ太ももとレースハイレグパンティを見せつけていた。
「何を見たの?」
何怒ってるのよ…、わけがわからないわ、…。
意味不明に不機嫌な少年に、生理前の佐藤は若干イラついて語気を強めた。
昨日のことは誰にも見られていないはずだ。ましてや生徒が女性教員専用のトイレの中であったことを知るはずがない。直紀がそのことで怒っているなど、見たと言われただけの佐藤にわかるはずがない。
「タバコ」
とぼけんなよ、…。
エロ美人教師の強い視線を見返して直紀は短くつぶやく。佐藤の言葉に怒りが含まれているのを感じて直紀はかえって冷静になっていた。
タバコ?…、まさか…、いいえ、そんなはずない…。
悪事が暴かれたような後ろめたさにハッとなった佐藤だったが、男子生徒が教員専用トイレでの出来事を知るはずはないと高をくくっていた。
「だれかが、吸ってたの?」
ちがうわ、アレのことじゃない…、そうよ、この子が知ってるわけないじゃない、…。
動揺を隠そうとしてたっぷりした胸の下で腕を組んだ佐藤は、生徒が喫煙した程度の話だろうと思い込もうとして聞いた。
「…、先生です」
でけえ…、ち、ちがうだろ、しらばっくれてんな、…。
大胆にボタンを外した胸元から下から持ちあげられた巨乳が溢れそうになるのをチラ見した直紀だったが、エロ美人教師がかすかに動揺したのに意を強くして強気で応えた。
「え…」
わたし…、まさか、アレ、見てたの?…、そんなはずない…。
ジッと見つめてくる美少年の目にこもったお思いを計りかねる佐藤は、心の中でつぶやいて動揺していた。
「大人なんだからタバコくらい吸うわよ、法律も認めているし」
そうよ、この子の勘違いだわ、…。
その疑惑を振り払うように強がって言い返したが、自分でも無理矢理な言い訳だと感じていた。佐藤の動揺は明らかだった。足を組んだムッチリした太ももがかすかに震えて、ハイヒールのつま先が落ち着き無く上下していた。
「エリせんせい…」
いい加減に吐いちまえっ、このエロ教師、…。
重ねた太ももとミニスカのスキマの奥に見えるパンティにまた股間がムズムズしてくるが、ここが責めどころ気合いを入れた直紀は、わざと声を落としてぼそっとつぶやいた。
や、やだ…、やっぱりこの子、見てたんだ…。
ほんのイタズラのつもりだったが、今思うと傷害事件沙汰にされて訴えられてもおかしくない行為を後悔した佐藤は、ジッと見つめてくる少年から目をそらしてわざとらしく襟元を直すと、二の腕で無意識に巨乳を圧迫してクッキリした谷間をさらに強調していた。
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