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== 英語教師英梨 ==

英語教師英梨 (21)酷い仕打ち

ろま中男3 作品リスト
英語教師英梨 目次

英語教師英梨 (21)酷い仕打ち

「助けて頂いて、本当に、ありがとうございました」
尾崎が逮捕されて危機から脱した英梨は、堀内巡査に丁寧に頭を下げていた。

「いやあっ、お二人とも無事で、よかったです」
美人にお礼を言われてヤニ下がった笑顔を見せる堀内だったが、英梨のパンティが見られなかったことが心残りで、ミニワンピのスソにチラチラと視線を投げかけていた。後ろに立つ洋子はミニワンピがまくり上がるのが心配で、お辞儀をする英梨のスソをつまんで引っ張っていた。

「それでは、失礼します」
結局、英梨のパンチラは見られなかったが、警官になって初めての犯人逮捕に満足していた堀内は笑顔で敬礼して去っていった。

堀内が尾崎に手錠を掛けたすぐ後、所轄からパトカーで駆けつけた応援の警官がガニ股でフラフラする尾崎を警察署に連行した。サイレンを鳴らして到着したパトカーにアパートは一時騒然となったが、死人やけが人がいないとわかると、野次馬はすぐに引き上げていった。

「…、じゃあ、明日詳しいお話を聞きますから、○×署まで来てください」
性犯罪で被害者は女性だということ当直勤務の女性警官が呼ばれて、英梨と洋子に簡単な事情聴取をした。がっしりした体格でなにか武道をやってそうな彼女は優しい態度で、性犯罪の被害者である英梨たちに対応した。

「洋子ちゃん、送っていこうか…」
もう、こんな時間…、ご両親心配してるわ…、ちゃんと送って、説明しないと、…。
女性警官が引き上げるとやっと二人は落ち着くとこが出来た。用意していたコーヒーを煎れた英梨は、洋子に優しく聞いた。

「せんせい、泊まっちゃ、だめ?」
あの忌まわしい貞操帯を付けたままの洋子は、すがるような目で英梨にお願いした。

「え…、いいけど、ご両親、心配なさるわ」
そうね…、でも、ご連絡しないと、…。
こんな事件に遭った後で洋子を一人にするのは忍びないし、今日会ったばかりとはいえ自分の生徒なのだから、英梨は泊めてもいいと思った。しかし両親に連絡しないわけにはいかない。

「お母さんはいないの、お父さん、いつも夜遅いから…」
コーヒーカップを両手で包み込むようにした洋子がうつむいて応える。

「そう…、でも連絡だけはしないと、お父様の連絡先教えてくれる?」
洋子の家庭の事情はわからないが、男親だけでは洋子の傷ついた心を癒すことは出来ない気がした。洋子を泊めることにした英梨は父親の電話番号を聞いて連絡した。

「お父様、いいって…、ずいぶん立派な方ね」
丁寧にお礼、言われちゃった…、なんか、カッコイイ感じだった、…。
電話で話した洋子の父は話し方がちゃんとしていて風格さえ感じた。英梨は父親の了解を貰って、今晩洋子を泊めることにした。

「ありがと、先生」
洋子は言わなかったが、英梨が感じたように父親は某有名企業でかなりの地位にいた。英梨の笑顔で泊めてもらえるとわかった洋子は、かわいらしい笑顔を見せた。

「何か食べる?…、お腹空いたでしょ」
英梨はすでに夕食をすませていたが、尾崎に捕まっていた洋子は何も食べてないはずだと思った。

「うん…、お風呂、入りたい」
確かに夕食はまだだったが、それよりもお風呂に入ってカラダをキレイにしたかった。洋子は切なそうな表情で英梨に応えた。

「あ、そうね、すぐにお風呂、用意するわ」
そうか、なんで気付かないの…、あんなことあったんだもん、お風呂入って、キレイにしたいよね、…。
美少女の悲しそうな顔に、不明を恥じた英梨は急いでお風呂の準備をした。

「…、せんせい、これ、はずして…」
お風呂にお湯を入れて戻ってくると、いすから立ち上がった洋子がうつむいてカギを差しだした。

「え…、なに、これっ」
なんだかよくわからずにカギを受け取った英梨は、赤紺チェックのミニスカをまくり上げた洋子の、股間にまとわりつくお相撲さんの黒いフンドシのようなモノを見て、悲鳴に近い声を上げた。英梨も貞操帯なんて見るのは初めてだったが、尾崎の卑劣な仕打ちだということはすぐにわかった。

「ちょっと、まってね」
洋子の受けた辛い仕打ちを思って泣きそうになった英梨は、涙を見られないように顔を伏せると、洋子の前にひざまずいて貞操帯を外した。

「!…」
なんて、こと…、ひどい…。
そして英梨は絶句した。バイブが突き刺さる少女のあそこが充血しているのを見て、言葉が出なかった。思わず涙が溢れてきた。肩を震わせて嗚咽をこらえる英梨は、痛くしないように丁寧に抜き出した。

「…、せんせいっ」
ナカをこするおぞましい刺激であの快感地獄が蘇ってきて、拳を握りしめてじっとガマンしていた洋子だったが、それが床に置かれるのを見ると崩れ落ちるように英梨に抱きついて、大声で泣き出した。

「…、もう…、大丈夫、だから…、ね、安心、して…」
耳のすぐ横で聞こえる悲しい慟哭が、少女を襲った残酷な仕打ちがどんなにひどいコトだったか訴えているようで、心が引き裂かれるような悲しみにとめどなく涙が溢れてくる。震えるカラダをきつく抱きしめた英梨は、嗚咽で激しく上下する背中をさすりながら、切ない泣き声混じりに懸命に洋子を励ましていた。

英語教師英梨 (22) につづく
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