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== 英語教師英梨 ==

英語教師英梨 (18)身代わり

ろま中男3 作品リスト
英語教師英梨 目次

英語教師英梨 (18)身代わり

「騒ぐなよ、騒ぐとこのガキの命は、ないぞ」
英梨を押さえつけて空色のワンピに包まれた肉感的な女体をまさぐる尾崎は、ドスを利かせた大げさな脅し文句ですごんでいた。

やだあ、痴漢男に、触られてる…、あ、でも、痴漢だから、触るのね、…。
ワンピの上から胸やお尻を這い回るイヤらしい手におぞましさを感じながら、いまいち緊迫感の薄い英梨は妙な納得の仕方をしていた。

「エリせんせい…、ごめんなさい」
快感地獄から逃れるためとはいえ、英梨を身代わりにしてしまった罪悪感から、洋子が横でうつむいてすすり泣いている。尾崎はスイッチを見せると
「コイツが無事に帰れるかどうかは、おまえしだいだぞ」
またもドスを利かせた声を耳元でささやいた。

やっぱり、やだあ、触らないで…、でも、洋子ちゃんが、…。
痴漢の手は気持ち悪い。しかし洋子が言いなりになっているのをみると、何か重大なモノを握っているに違いない。

さっきからちらつかせるスイッチもなんだか分からないが、命はないと言うくらいなので危険なモノに違いない。まさかそれが電動バイブのリモコンだとは思いも及ばないエリは、とりあえず洋子のために静かにすることにした。

「先生、分かったようだな」
英梨が暴れる様子がないのを確認すると、尾崎は満足そうなイヤらしい笑いを浮かべてささやくと、
「手を離すが、チョットでも騒いだら、コイツの命はないぞ」
もう一度念を押した。英梨はとりあえず尾崎の言いなりになるしかなかった。尾崎は英梨を後ろから抱きすくめて口を覆っていた手を離した。

「なにが、したいんですか」
やっとまともにしゃべれるようになって、開口一番英梨は聞いた。

「先生、今からオレが言うことをよく聞くんだ。まずオレが許可しない限り、一言もしゃべるな、声を出すのもゆるさん」
風呂上がりでシャンプーの香りが漂う英梨の頭に顔を埋めて、柔らかい女体を抱きすくめる尾崎は、股間にテントを張りながら虚勢も張っていた。

エラそうな痴漢だわ…、でも洋子ちゃんのことが、あるから…。
お尻を押す固い粗品におぞましさを覚えながら、英梨は威圧的な尾崎の様子をうかがっていた。しかし洋子の置かれた状況が分からない限り下手なことはできない。英梨はうんとうなずいた。

「よしよし、そうやっていい子にしてれば、二人とも無事に返してやるからな」
素直にうなずく英梨に満足そうなヘタレ尾崎は、英梨の脚線美を眺めてイヤラシイ笑いを浮かべていた。

「それにしても先生、色っぽいじゃねえか」
マタニティのようなたっぷりしたワンピは絶対領域を見せつけるほどの短さだった。普通にしててもパンチラしそうな英梨の衣装を尾崎はスケベな目で見ていた。

風呂上がりで化粧っ気のないスッピンが英梨を少女のように見せていた。まつげの長いパッチリした目の美少女といっていい。今の英梨なら女子高生と言われても、存外疑う人はいなさそうだ。

捕まるなんて思ってもいなかったのんきな英梨は、尾崎のイヤらしいセリフにこんな格好をしたことを後悔した。英梨に抱きついた尾崎は豊かなオッパイを後ろから両手で揉みだした。
「イヤ」
やや強い語調で英梨は身を縮めた。

「先生、バカなのか?…、さっき言ったことが、まるで分かってないな」
英梨はシマッタと思ったがもう遅かった。尾崎はリモコンを取り出すとスイッチを入れた。ピッとかすかな音が聞こえると、洋子が急にうずくまって苦しそうに息をしてもだえている。

「分かりましたから、やめてください」
「まだ分かってない」
英梨が頼んでも尾崎は洋子のお仕置きをやめようとしない。苦しそうな洋子に英梨はつい泣き出してうんうんと頭を振った。

ピッと音が鳴ると洋子のカラダから力が抜けた。

「先生、2度目はないからな」
尾崎は英梨の耳タブを口で嬲りながら、ドスを利かせた声を漏らす。もう英梨はこのチカンの言いなりになるしかなかった。尾崎はまたオッパイを揉みはじめた。ようやくこの陰湿ヘタレ痴漢の正体が理解出来た英梨は、まともな理屈が通用しない不条理さに悔しくて涙が溢れてきた。

英語教師英梨 (19) につづく
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