裏ろま中男 作品リスト交渉人涼子 目次交渉人涼子 Negotiator Ryoko
1話 銀行強盗立てこもり事件 (1)
冷たい無数の滴がつややかな裸体をつたって落ちていく。若くみずみずしい肌は水滴をはじき、光の粒を全身にまとっているようだ。豊かな乳房の先端でつんと立った乳首からは、絶え間なく丸い水滴がこぼれ落ちていく。ヨコ乳からおなかのくびれをつたった水滴の流れは、デルタ地帯で合流してわずかな茂みにすがりつくようにして流れ、開いた足と足の中間地点に落ちていった。
しっかりと踏みしめた太ももの付け根の間に、茂みの下の柔らかい肉が密着して作るスジをわずかに覗かせていた。足の付け根を伝わってきた水滴の流れはスジに侵入しようと試みるが、みずみずしい肌にはじかれて無念にもこぼれ落ちていく。スジから小さな突起がわずかに顔を出していた。キレイにネイルケアされた指先で軽く触れてみる。電流が流れたように全身が震えた。のけぞってわずかに開いた唇から吐息を漏らし、端正な顔にシャワーを受ける涼子は、しばらく指先を動かせないでじっとしていた。
頭の芯が冷たい水で冷やされていく。けだるい空気に包まれていた体が鋭敏な感覚を取り戻していく。シャワーを止めると両手で頬をぴしっとたたく。ヨシッ、と気合いを入れて涼子は浴室を後にした。全身が映る姿見はモデル並みにスタイルのいい涼子の裸体を隅々まで克明に投影する。輝くようなパールホワイトの肌がほんのりピンクに染まっていた。タオルで軽く水気を拭き取り、下着を身につける。黒のブラとＴバック。きつそうに見えるブラのカップの上から豊かな乳房が、まるで表面張力のようにあふれ出しそうになって見える。
シルクの黒色Ｔバックをすらりとした両足に通して引き上げる。股間を引き絞るようなＴバックパンティが太ももの付け根を伝って柔らかい腰肉にはりついている。腰から股間をぶら下げるようにＴバックのわずかな布地が恥部を隠している。スジに密着したツルンとした生地がわずかにワレメから顔を出す突起にすれた。あんっ、と思わず涼子は声を出していた。アソコがわずかに湿り気を帯びているが、涼子は気にしないことにした。股間に密着したやわらかいシルクの光沢はスジとそこからわずかに覗く突起の存在をはっきりと見せていた。
白ブラウスに袖を通す。体にぴったりと密着するように立体縫製されたブラウスは、引き締まったウエストと豊かな胸がアンバランスで、しかし美しい造形を見せつけてその対照的なシェイプを強調していた。開いた襟元からはあふれ出しそうな乳房と黒ブラが覗いている。姿見に映った涼子は笑みを浮かべると両手を下乳に当てて軽く乳房をゆすってみた。鏡の中で乳房全体がぷるんぷるんと揺れる。白いブラウスの下の黒ブラが透けて見える。
黒のソフトレザーのスラックスが下半身に密着して、おしりの見事なラインをくずさずに誇示していた。それはまるでSMプレイのゴム製衣装のように、下半身にぴったりとはりついて光沢のあるツヤをはなち、美しい曲線を見せている。おしりのふっくらとした形のいい丸いラインが太くはないが張りのある太ももにつながる。Ｔバックなのでパンティラインは外からは分からない。それは容易にハダカの涼子を想像させ、薄い皮をまとっただけで丸裸の下半身を晒しているようだ。白と黒の精悍なコントラストが大人の女の色香を放っていた。
鏡に向かってグロスリップを塗った。真っ赤で光沢のあるリップに強調された唇が、プルン、と揺れる。ドライヤーで髪を乾かすとわずかにウェーブがかかったロングヘアが首筋にまとわりついてきて、毛先が首筋をくすぐる。腰に装備を付けたベルトを巻き、鈍い光を放つ黒皮のジャケットを着る。これもオーダーメイドで涼子の上半身をぴったりと包み込む。二つの豊かなふくらみに、ぬめるような光沢の妖しいテカリが逃げ水のように忙しくまとわりついて、形のいい乳房の存在を誇示してた。
しゃがみ込んで黒ブーツをはく。片膝を立てた足の付け根にふくらんだアソコがはっきりと浮かび上がる。フルフェイスのヘルメットをかぶってライダーグローブに手を通すと、涼子はガレージに向かった。ベンツとBMWの横に逆輸入されたYAMAHA YZF-6Rのシルバーの車体が涼子を待っていた。キーを挿入してセルモーターのスイッチを押してエンジンをかける。並列4気筒16バルブのエンジン音がガレージにこだまする。
交渉人涼子 1話 (2) につづく
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2009/03/19
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