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鬼龍院サセ子探偵事務所 (36)サセ子先生再び

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (36)サセ子先生再び

友美、どうしちゃったんだ?…。
あの変態なバケモノ、友美が出したんだよね…。

新任教師に化けたタヌキを最初から見破っていたサセ子サンが、友美の顔ですだれハゲ担任をエラそうに見下す様子に、教室のあちこちで不審げな声がささやかれていた。

「サセ子サン、ややこしいから…、それ、やめろよ…」
「そうね…、ちょっとやり過ぎたかも…」
このままでは友美がオカマのUMAを操る変態女子高生にされてしまうと、サセ子サンが心配したかどうかは定かではないが、ヒダミニスカのスソを揺らしたキッツイJK姿のサセ子サンは教室を出て行った。

「みんな、元気にしてた」
しかしすぐに戻ってきたサセ子サンはミニスカスーツ姿に変身していた。不思議美女は今日初めて会うような口調で、クラスメイトにシナを作って大人の色気を振りまいていた。

ヤッター、サセ子センセー、キター!!…。
美人の先生、オレの童貞はまだ健在です、ぜひっ、…。
サセ子様ー、ヒールで踏みつけにして、オレを叱ってー!!…。
きゃああっ、サセ子サ?ン、うれしー…。

不思議美人教師?の登場でタヌキにバカされたことなどすっかり過去の事になっていた。みんなにもサセ子サンはサセ子サン本人に見えているようで、お色気ナイスバディ美女に男子は大騒ぎし、女子も筋肉バカ教師大山を退治したヒロインを歓迎していた。

「でも、友美は?」
「変なモノを見て、気分が悪くなったからって、帰ったわよ」
実際はサセ子サンが化けていたのだが、入れ替わりに出て行った友美を心配する声に、不思議美女は涼しい顔でデタラメを応える。たしかにアレはあまり気持ちのいい見せ物ではなかったので、みんなは納得したようだ。

「ハゲセンセー、大変でしたね、ここからは、私が引き受けますわ」
タイトミニのスリットから艶めかしい太ももを見せつける様にポーズを取る美人教師気取りが、ヘタレ担任に声をかけると、
「あ、ああっ…、ど、どうぞ、どうぞ…、よろしく、お願いします」
昨日不思議美人の唇ひとつで簡単に籠絡されたすだれハゲは、面倒ごとは一切お任せと言わんばかりに、担任教師の責任を投げ出していた。

「じゃあ、私の水着姿を見たいというエロ高校生里美君の希望で、水泳の授業にします」
肉感的な女体を押し込めたピンクスーツをセクシーに揺らして、教壇をモンローウォークしたサセ子サンは妖しい笑みで体育の授業の続きを告げる。
「ちょっと待て、この時期、寒中水泳かっ、っていうか、オレ、希望してないからっ」
いつものデタラメにすかさずツッコンだが

里美、またかっ、この水着フェチ野郎っ、…。
里美君、きっと家でも、水着になれっ、とか、脱げっ、とか命令してるのね…。
サセ子サンの水着姿、きっとすてきよおっ…。
サセ子様の、麗しい水着姿、拝見したいですっ、…。

オレはロリでペド野郎に加えて、年上の美人に水着の着脱を命令して喜ぶ変態野郎の称号を、クラスメイトから与えられていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (37) につづく
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