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鬼龍院サセ子探偵事務所 (37)水着

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (37)水着

「でも、水着はどうするんだ、みんな持ってないぞ」
サセ子サンの気まぐれでまたも汚名を着せられたが、なんとかツッコミ返すことができて一矢報いた気分のオレは、わずかながらもアゲていた。

「大丈夫よ、抜かりはないわ」
なけなしの反撃にもゆったりした笑顔を崩さないサセ子サンがしなやかな指先を鳴らす。すると昨日クー氏を連れてきた黒背広サングラス二人組が現れて、
「みんな、それに着替えてね」
黙ったままみんなの机の上に水着を置いていくとさっさと出て行った。ニッコリ笑ってみんなに声をかけてからオレをチラ見した端正な面差しが、ドヤ顔に変わったように見えた。
「ぐ…」
オレはキレそうな神経をかろうじてつなげていた。

「男子は廊下でいいでしょ、のぞいちゃダメよ」
授業中で誰かに見られることはまずないとはいえ廊下で着替えろとは、男子の人権を無視した発言だと思って食ってかかろうとしたが、サセ子サンに逆らう男子はなく素直に廊下に出て行く。

「なあに?…、着替え見たい?…、でも今は他の女の子もいるから、ガマンして廊下に出てね…」
勢い込んでのりだしたはいいが怒りのやり場をなくしたオレに、ゆったり笑った不思議美女は大きく空いた胸を押しつけるようにして、頬を寄せるとセクシーな唇で耳タブを嬲るようにささやく。
「うわっ、わかったよっ」
バカデカイ胸の柔らかい感触に下半身がゾワゾワするのをごまかして大声を張り上げたオレは、廊下に出るしかなかった。

ああんっ、さっむーい…、ホントに泳ぐの、…。
サセ子サンのことだから、温水プール用意してるんじゃない?、…。

着替え終わってバスタオルを巻いた女子が教室から出てきた。競泳水着のキツイ締め付けで食い込んでプックリ膨らんだお尻や、肩ひもから胸にかけて圧迫された脇の肉が盛り上がるのが、バスタオルからはみ出して見える。そんな女子に興奮した男どもが、膨らんだナニがはみ出しそうなビキニパンツを押さえて視線を泳がせる。

「みんな着替えた?…、ついてきてね」
サセ子サンも水着に着替えてみんなに声をかける。
「キッ、キタッー、ほんと、勘弁してください…、許してください…」
サセ子サンだけは白いワンピース?の水着だったが、それは股間から肩にかけて幅の狭い二本の線が、艶めかしい女体の大事な部分をとりあえず隠すだけのV字水着だった。世間様に申し訳の立たない破廉恥な姿をさらすナイスバディ美女に、オレは恐懼してひれ伏していた。

「うふふっ、里美君が、コレにしろって言ったんでしょ」
公然わいせつ罪からかろうじて逃れる程度にしか成熟した女体を隠さないセクシー美女は、ネットリした笑みでまたもデタラメを応えると、ムッチリした太ももをすりあわせながら、アブナイ部分がはみ出しそうな女体をくねらせていた。

ウヒー、たまらんですっ、里美、この幸せモノッ…。
やばっ、あ、はあっ、はあっ…。
あわわっ…、サセ子様…、ヒールで…、踏んで…、くだされ…。

ほぼハダカと言っていい生々しい女体からフェロモンをダダ漏れさせるサセ子サンの扇情的なポーズに、競泳ビキニパンツを押さえた男子はほぼオールで悩殺されていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (38) につづく
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