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鬼龍院サセ子探偵事務所 (28)リムジンで登校

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (28)リムジンで登校

「うわあっ、すごいおっきい車」
なんとか朝食を終えて家を出ると金色のラインが入ったリムジンが止まっていた。白く長大な車に陽菜が大きな目をさらに見開いて驚嘆の声を上げる。

「うふっ、気に入った?…、学校、行きましょ」
キッツイJKコス姿のサセ子サンの前に運転手が来てうやうやしくドアを開ける。肉感的な女体を窮屈そうに折り曲げた不思議美女は、プロにしか見えないセーラー服姿からムダなフェロモンを振りまきながら、上品そうに乗り込むとオレたちに声をかける。
「なんで?…、電車だろ」
「里美君は、痴漢ごっこ大好きエロ高校生だから…、ねっ」
なんで車なのかわからないでオレが聞くと、思わせぶりに笑った不思議美女が麻里に困り顔で目配せする。

「里美君…、それって犯罪だから…、どうしてもガマンできないときは、私に言って…」
短すぎるミニスカセーラー服に着替えた麻里が、思いつめたような寄り目顔でオレを見つめていた。
「ちがうっ、スキじゃねえっ」
大声でツッコミを入れたオレだったが、サセ子サンのデタラメを何でも受け入れうる麻里は、得体の知れないセーラー服巨乳美女の不可思議な力で操られてるんじゃないかと疑っていた。

「うふふっ、早く乗って、だって満員電車じゃ、ペロを連れて行けないでしょ、だから車を用意したの」
麻里に疑いの目を向けるオレの心の裡はすべてお見通しだと言わんばかりに、サセ子サンがまたまた思わせぶりな笑み見せる。
「だったら、最初からそう言えよっ」
小バカにするような巨乳美女のセリフにイライラしながら乗り込むと、麻里が短いスカートを押さえながらオレの横にうつむいて座る。

「いやんっ、私もオニイチャンの横がいいっ」
その後に続いた陽菜は、初対面でいきなりされたサービスがトラウマになっているのか、隣にペロが乗り込んでくると急にむずがって、オレと麻里の間に幼い女体をねじ込んでくる。
「嫌われて、しまいましたね」
ロリ妹のあからさまな拒否反応に、ペロが忠実な執事のような口調で落胆していた。

「しかたないわね、そのうちアナタの良さがわかるようになるわ」
大人びた笑顔でおととい兄妹になったばかりのオレたちを微笑ましく見守るサセ子サンが、落ち込む犬の頭をなでて慰める。
「ならなくていいから」
変態犬のサービスを喜ぶような妹には絶対にさせない気持ちを込めて、オレはサセ子サンにツッコんでいた。
「ペロ…」
得意のサービスを否定されたペロはいじましい目でオレを見たが、変態犬が捧げる極上のサービスを体験済みの麻里が取りなすような視線を送ると、納得したようにうなずいていた。

「いいわよ、出して、里美君、お酒あるけど、飲む?」
運転手に声をかけたサセ子サンは、対面座席でセーラー服のミニスカをムッチリしたナマ太ももに押し込んで足を組み直し、フェロモンの無駄遣いをしながらキャビネットから高そうなお酒を取りだした。

「これから学校だぞ、飲めるかっ、ていうか、未成年だっ」
ゆったりとグラスを揺らす巨乳セーラー服美女にソッコウツッコミを入れたが、
オマエら、飲みたいのか、…。
カワイイ唇に指をくわえた陽菜はあからさまに飲みたそうでおねだり光線を照射していたし、麻里もサセ子サンに声をかけて欲しくてウズウズしているように見えた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (29) につづく
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