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鬼龍院サセ子探偵事務所 (27)着替え

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (27)着替え

「里美君、似合う?」
その声は昨日のキッツイセーラー服姿のサセ子サンだった。オレと麻里が見つめ合う間にセーラ服がパッツンパッツンの胸をねじ込むように、ニコニコ笑うサセ子サンが割り込んでくる。

「だあっ、なんで、アンタなの、っーか毎度のコトながら、着替え、早すぎっ」
甘酸っぱいドキドキ萌え萌えシーンをブチ壊されたオレは、ミニスカスーツからJKに変身したサセ子サンにブチ切れてツッコみまくる。
「いやんっ、そんなに興奮しちゃって、セーラー服…、脱がさないでね」
オレがサセ子サンのキッツイ姿に興奮してると言わんばかりにドヤ顔を見せる不思議美女は、紺ヒダミニスカをつまんでヒラヒラさせていた。

「あら、麻里さん、まだ着替えてなかったの?…、替えの下着はタンスに入ってるわよ」
告白をジャマされた麻里は、内心ホッとしているようでファニーな寄り目顔でうなずくと、タンスの前にしゃがんでまだ肉付きの足りない網タイツの太ももをムッチリさせると、
「里美君、これでいい?」
木綿の下着を取り出して恥ずかしそうに笑ってオレに確認する。
「だから、なんでオレのタンスに、女の子の下着が入ってるんだよっ」
セーラー服も下着もサセ子サンの仕業に決まっている。この状況を当たり前のように受け入れる麻里に言い訳するように、オレはニコニコ笑う不思議美女に強弁していた。

「麻里さん、学校で下着が紛失したことない?…、でも許してあげてね、そう言うことに興味を持つ年頃だから」
オレを無視したサセ子サンは、困ったような顔で麻里を諭す。
「わたし、里美君だったら…、取られても、気にしません」
サセ子サンのデタラメに、それがまるで事実のように応える麻里は、オレをチラ見すると恥ずかしそうに顔を伏せた。

「だからっ、ちがうだろっ」
「オニイチャン、いつまでも麻里子さんの着替え見てないで、ご飯食べてっ、お味噌汁冷めちゃうっ」
二人から下着ドロにされたオレが言い訳すると陽菜が不機嫌そうな顔を出して、オレをキッチンに引っ張って行く。
「そんなに見たいんだったら、陽菜が見せてあげるのに…、でもパンツまでよ、そっから先は見せないから」
いきなり振り向いたロリ美少女は、兄の変態性向を認める寛容さを持っているデキのいい妹でしょと言いたげな顔だった。

「もう、勝手にしてくれ…」
ガールズたちに下着ドロでブルセラマニアの濡れ衣を着せられたオレだったが、わざとらしい馴れ馴れしさでなついてくるロリ妹に言い訳する気を無くしていた。

「里美君、早く朝食を召し上がってください、遅刻しますよ」
キッチンにはすでに朝食済ませたペロが、老練な執事を思わせる口調でオレに食事を急かしていた。またブチ切れそうになったオレだが、ペットの言うことにいちいち腹を立てるのも大人げないと何とか自分を落ち着かせていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (28) につづく
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