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鬼龍院サセ子探偵事務所 (24)1日の終わり

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (24)1日の終わり

「ラブちゃん、一緒にお風呂はいろっ」
家に戻った陽菜がキュウリを握った着ぐるみ八頭身美少女の麻里をお風呂に誘う。

「あ、オニイチャンはのぞいちゃダメだからね、それからエッチなワンちゃんのこと見張っててね」
白メイドロリ妹はしっかりとオレに釘を刺すのを忘れていなかった。
「そんなことするかっ」
昨日のグーパンチに懲りていたオレは、入浴した麻里のほんのりピンクに染まった艶姿に未練はあったがのぞこうとは思わなかった。

「はあ…、ペロ、男同士…、って、おいっ、なんでアンタがいるんだ」
自分の部屋に戻ってペロに声をかけると、チャイナドレスを着た自称名探偵がベッドに座っていた。
「やんっ、いきなり興奮しちゃって、する?」
大きくスリットの空いたチャイナドレスからむき出しになったナマ足をゆったりと組み替えたサセ子サンは、ペロの頭をなでながらネットリした色気を漂わせてオレを誘う。

「しねえよっ、だからなんでアンタがココにいるんだ」
昨日から大人の色気でオレを誘う不思議美人に声を荒げると
「陽菜ちゃんと麻里さんのお風呂がのぞけなくて、里美君が欲求不満になってると思って慰めに来たのよ」
またもオレの心を読んだサセ子サンは、ウインクして手招きする。

「欲求不満じゃねえっ、アンタ、不法侵入だぞっ」
かろうじてつながっていた神経にとどめの一発をくれた巨乳美人をオレは思いっきりキレて怒鳴り散らしていた。
「わかったわ、じゃあね、明日また来るから」
オレの怒りに少しは反省したらしいサセ子サンは、しなやかな指先で空間をつまんで広げるとスリットからはみ出したナマ太ももを見せつけて空間の裂け目に消えていった。

「ええ、なに?…、手品?…、イリュージョン?…」
サセ子サンが突然いなくなってオレは恥ずかしいくらい取り乱していた。
「なに?…、呼んだ?」
「ひえっ、な、なんで…」
急にサセ子サンの生首が空中から現れてオレはみっともなく腰を抜かした。

「あら、大丈夫?…、とりあえずコレでもしゃぶって落ち着いて」
「へっ、だあっ、やめろっ、あ…」
さっきみたいに空間を広げてサセ子サンの全身が現れ、大きくあいた胸を押しつけてくる。目の前に迫ってくる巨乳を突き飛ばしたつもりだったが、逆に自分の上半身が後ろに倒れて後頭部をしたたか床に打ちつけてオレは意識を無くしていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (25) につづく
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