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鬼龍院サセ子探偵事務所 (18)初の調査依頼

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (18)初の調査依頼

「でも、いくらなんでもまずいだろ」
マリがウサギにされたことに納得できないオレがしつこく食い下がると
「じゃあ、陽菜ちゃんのペットはアキバで当てたレアなアレになるけど、いい?…、ずいぶん飢えてたみたいだから、きっと陽菜ちゃん一口でパックリよ」
カプセルに封じ込めたバケモノを引き合いに出してウットリと笑うサセ子サンの応えは、ロリ妹を人質に取った脅迫と同じだった。

「わかったよ、でも元に戻るんだろうな」
「そうね、薬の効き目が切れたら元に戻るわよ、その時はハダカだから服や下着用意しておいてね、でもあんまり里美君の趣味に走っちゃ、ダメよ」
「ほっとけよっ」
麻里が元に戻るとわかって少しは安心したがよけいな一言がまた神経をイラつかせる。

「だけどサセ子サン、なんで学校までついてくるんだよ」
「いやん、そんなことわかってるでしょ、好きな人とは一緒にいたいの…」
いつの間にか陽菜は教室に帰ったようで、二人で保健室から教室に戻る廊下で基本的な疑問を口にすると無駄な色気を振りまく不思議美女がしなだれかかってくる。

「それはもういいから、サセ子サン、自分で一流の探偵なんて言ってるけど実はヒマなんだろ」
「うふふっ、それはすぐにわかるわ」
昨日からやられっぱなしのオレはイジワルを言って溜飲を下げたつもりだったが、相変わらず笑みをたたえたサセ子サンは思わせぶりな口調だった。

「あのね、里美君…」
教室に戻るとクラス一の美少女友美がはにかみながら声をかけてきた。
「なに?」
麻里はしばらくウサギになってるみたいだから、コイツでもいいか、…。
セーラー服に包まれた小柄な体をモジモジさせるアヒル口の美少女に、ロリでペド鬼畜な血が騒ぐ。

「あのね、ウチのペロがいなくなっちゃったの、里美君探偵の助手してるんでしょ、探してくれない?」
「オレは別に探偵助手なんて…」
「だってあのキレイな人が、みんなに言いふらしてるよ」
友美の用事はいなくなったペットを探して欲しいというお願いだったが、いつのまにか探偵助手にされていると知らされた。
「オイッ、オレがいつサセ子サンの助手になったんだ」
もうオレはサセ子サンにツッコまずにはいられない体質になっていた。

「だって、明智小五郎には小林少年でしょ、名探偵には美少年の助手が必要なのよ」
「そんなことあるかっ、金田一耕助に助手はいないし、ホームズの助手は中年のオッサンだろ」
「もう興奮しないで、コレでもしゃぶって落ち着いて、ね」
ほとんどワガママに近い説明にブチ切れそうになるとたっぷりした胸に顔を押しつけられた。
「ぷはっ、窒息するっ」
柔らかくてふかふかする胸から顔を離したオレだったが、腰のあたりがムズムズするのをごまかして大声を張り上げた。ロリ野郎なオレの好みは微乳かこぢんまりして手の平に納まるサイズのはずだった。
「また、照れちゃって、そう言うわけだから、一緒にペロを探しましょう」
「お願いします、ね、里美君」
調子のいいサセ子サンに乗っかって、友美もフェミニンなロングヘアをかき上げて気弱そうにお願いしてくる。

「わかったよ」
いつものアヒル口が消えた頼りなげな美少女についついほだされて了解してしまった。
「ほんとっ、ありがと、ペロは人なつっこいリトリバーなの、いまごろ一人で寂しがってると思うの、早く見つけてね」
愛嬌のあるアヒル口を復活させた友美は嬉しそうにミニスカのスソをひるがえすと自分の席に戻っていった。

「じゃあ、さっそく行きましょう」
「おい、まだ2時間目だぞ」
「いいわよね、ハゲの先生?」
「ど、どうぞ…、じ、事情が事情だから…、里美君は、出席にしておきます…」
まだ学校がはじまったばかりなのに連れ出そうとするサセ子サンに抗議しても、頭のリップ痕を1つ増やしたすだれハゲ担任はオドオドしながらあからさまな不正を認めてオレにエスケープを勧めていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (19) につづく
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