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鬼龍院サセ子探偵事務所 (4)晩ご飯

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鬼龍院サセ子探偵事務所 (4)晩ご飯

「オニイチャン、おかえり」
家に帰ると陽菜がカワイイ笑顔でオレを出迎えた。

「だあっ、なんでオマエがいるんだ」
「今日からオニイチャンの妹になったのよ、オニイチャン記憶力無いの?」
「ちがうっ、なんでオレより先に帰ってるんだ」
逃げ帰ったオレをサセ子サンとふたりで見送ったはずの陽菜が先に家にいることに驚いのだが、陽菜は無表情に応えて茶髪ロングヘアの頭をかしげる。

「それに、その格好…」
「カワイイ?…、サセ子サンがオニイチャンきっと喜ぶって」
その姿はエプロンで隠れている以外は全裸に見えた。後ろを向いたらホントにハダカに違いない。幼児体型の名残を残す若い女体にロリでペド野郎の血が沸き立つ。
「あ、でも血がつながって無くて結婚もできるからって襲っちゃダメよ、兄妹なんだから」
ケモノになりかけたオレの本性を見透かしたように背中を向けた陽菜は、チューブトップにショートパンツ姿だった。

「すぐごはんできるから、チョット待ってね」
すかされてガックリしたオレがキッチンに行くと陽菜が晩ご飯の準備をしていた。
「へえ、うまいな」
「やんっそんなホントのことっ、すぐにできるから待ってて」
つまみ食いしたオレがつい本音を漏らすと、嬉しそうに振り返った陽菜がはしゃいで足をパタパタ上下させていた。

「オニイチャン、おいしい?」
「ああっうまいよっ、バカオヤジだけどこのメシが食えるなら再婚したことほめてやるよ」
「もうっオニイチャンたらっ、正直なんだから、あ、お父さんがね、はい」
陽菜のメシはオヤジの作る家畜のエサの様な料理なんかとは比べものにならなかった。出来たてホヤホヤの妹の手料理にがっついているとうれしそうに笑う陽菜がケータイを差し出す。

…、父さん、新婚旅行で、1ヶ月は家を空ける、陽菜ちゃんに手を出すなよ…。
留守電にはそれだけ入っていた。前にも聞いた気がしたがそんなことはどうでもよかった。
「なんだとおっ、バカオヤジが、勝手なことばっかしやがって」
何の相談もなくやりたい放題のオヤジに忍耐強いオレの癇癪袋もあっさり破裂していた。

「オニイチャン、明日は何食べたい?」
「へ…」
「あ、陽菜を食べたいとかいう直接的なのはもちろんダメだけど、女体盛りとかワカメ酒もダメだからね」
「なに言ってんだ…」
やり場のない怒りを若い肉体に充満させているオレに陽菜がニコニコして聞いてくる。相変わらずのマイペースにいつの間にか怒りがしぼんでいた。
「だって陽菜、下のおけけ、薄いから…」
そう言う茶髪美少女は両手をオマタの上に合わせてはにかんだ笑顔でモジモジしてた。

「なるほど…、って何の話だよっ」
恥毛の薄い陽菜はワカメ酒に自信がないらしい。どうにもシモの方向に誘導したいらしい陽菜にキレそうになると
「じゃあ陽菜先にお風呂入るけど、のぞいちゃダメよ」
さっさと風呂場に向かった陽菜は振り返ってカワイイ笑顔で釘を刺す。

ダメだって言われたら…、したくなるのが人情だろ、…。
メシを平らげたオレは服を脱ぎ、臨戦態勢の息子をシゴいて悪党な笑みを浮かべる。
「陽菜、背中流してやるよ」
「え、きゃあっ、ヘビ、コワイッ」
「ぐ…」
ちょうどカラダを洗っている最中で全身泡だらけになった陽菜の目の前に自慢の息子を差しだしたオレは、ちょっと鼻にかかった悲鳴とともにカマトトな妹のグーパンチをそこに受けて意識を無くしていた。

鬼龍院サセ子探偵事務所 (5) につづく
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