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== 交渉人涼子2 ==

交渉人涼子2 3話 劇場立て籠もり事件(6)

ろま中男3 作品リスト
交渉人涼子2 目次

交渉人涼子2 3話 劇場立て籠もり事件
(6)人質交換

「…莉菜ちゃん、おいで」
苦痛にもだえる華奢なカラダを抱き起こした斉藤は対面座位で床にお尻をつけて腰を振った。背中に回した手で後ろ手に縛った莉菜の手を握ってご満悦の斉藤は、突きあげるたびに苦悶の表情を浮かべた莉菜の女体が上下に揺れて、形のいい乳房がタプタプ揺れるのをニンマリして眺めていた。

「そこまでよ、人質を開放しなさい」
ドアが急に開いて、スパルタンなファッションに身を包んだ涼子が凛とした声をかけると、
「うっ、うううっ」
莉菜の女体に没頭していた斉藤がビクッと震えてキツイ突きあげを食らわせた。潤滑油が不足した淫裂が破壊されそうな痛みに、莉菜は顔をゆがめてもだえた。
「あ~、完全にやられちゃってますね」
お互いの脇腹をヒザでかかえるように座って股間を密着させる、犯人と人質のみだらな姿を大きな目でマジマジと見つめた愛は、呆れたような声を漏らした。他人のセックスにあまり興味のなさそうな素っ気ないセリフに涼子は不謹慎な態度を感じたが、ツッコもうとせず黙っていた。

「…く、くるな、殺すぞ」
莉菜を抱きしめた斉藤は、カミソリを首に当てた。
「うっ、ううっ…」
「…、もう逃げられないわよ、観念して犯人を離しなさい」
「うるさいっ、ここから、で、出ろっ、早くしろ」
ナイスバディを見せつけるように凛として立つ涼子の落ち着いた声に、斉藤は口からツバを飛ばして血走った目を向けた。

「イッちゃってるかも、…」
いったん部屋から出た涼子が、ただならぬ斉藤の様子に狂気を感じてつぶやくと
「…私が身代わりになりましょうか?」
愛がニコニコと涼子の顔を見た。そのうれしそうな顔をチラ見した涼子は
「…、コイツを身代わりにするから、人質を開放してくれ」
入り口をのぞきこんで、まるで猫を扱うように愛の首根っこをつかんで犯人の前につきだした。涼子に押し出された愛は「だっちゅーの」と言い出さんばかりに胸をつきだして、股間に両手を当ててかしこまってモジモジしていたが、なんだかうれしそうだった。

「…りっ、莉菜ちゃんじゃなきゃ、ダメだっ」
媚びるようにシナを作った愛を斉藤はチラ見したが、間髪を入れずに却下した。
「ええ~、イケてると思うのに…」
あっさり拒絶された愛は、ミニスカのスソをチラチラさせながらスネたような目で犯人を見ていた。
「…やっぱり、ダメだったな」
拒絶された愛を心の中で笑っていた涼子は、しかし顔には出さずにつぶやくと
「そうだ、涼子さんじゃあ、どうですか」
愛は涼子の女体を犯人の前に押し出した。

「…あっ、あっ、ばっ、ババアに、うっ、用はない」
莉菜に抱きついて細かく腰を振りながら獣欲にまみれた斉藤は、涼子を見ずに湿った吐息混じりに冷たく応えた。
「失礼ですね、ババアだなんて、涼子さんこんなにキレイなのに…、どんなに年上に見えたとしても、せいぜいオバサンですよね」
愛以上に相手にされなかった涼子が、苦虫を噛み潰したような顔をしていると、愛が無表情につぶやいた。オバサンという単語に敏感に反応した涼子の般若のような顔に
「あっ、ごめんない…、そんな意味じゃあ…、そうだ人質はヌードですから、こっちも裸になりましょう」
愛は慌てて言い訳をして、とんでもないことを言い出した。

「…あなた、何言ってるの?」
あまりにバカバカしい提案に、怒るのを忘れた涼子が呆れ顔で愛を見ていた。
「涼子さんのエロチックなヌードを見たら、犯人も人質を投げ出して飛びついてきますよ」
愛は名案でしょ、と言わんばかりに自慢げにニコニコ笑っていた。

「おまえが、脱げっ」
呆れ果てた涼子が吐き捨てるようにツッミを入れると
「ええ~、私なんて、全然ダメですからあ~」
心持ち頬を染めてモジモジする愛の顔はまんざらでもなさそうで、その手はすでにネクタイを外そうとしていた。
もう、勝手にして、…。
うれしそうにシナを作ってエロチックに女体を揺らし上着を肩から抜く愛を、呆れるのを通り越した涼子は黙ってみていた。

交渉人涼子2 3話(7) につづく
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