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エロがきコナン (121)確信

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エロがきコナン (121)確信

「ん…、痛いですか?」
乱子の胸を触診していた飯田は下乳のあたりを触ると、うめき声のような小さな声を漏らして聞いた。

「いえ…、痛くないです」
仰向けになって天井を見つめる乱子のはっきりした声がする。

「そうですか…、ここは?」
さらに念を入れて下乳に手の先を当てて圧迫する飯田が聞く。

「いえ、痛くないです」
同じような口調で乱子が応える。

何してんだよ、このスケベ医師が、…。
ヒザにダッコされたオレはハルカのあそこに食い込ませた指先をクチュクチュと蠢かせながら、念を入れて乱子の乳房をまさぐる飯田にジットリした視線を向けていた。

「エコー、用意して」
オレ様の殺意の混じった視線に気付かない鈍感医師が指示すると、プリプリとお尻を揺らしてオレの横を通り過ぎたエロナースは、何かの装置の先端にジェルを塗って手渡した。

「くすぐったいかも知れませんが、ちょっとガマンしてくださいね」
乱子に声をかけた飯田は下乳に装置を当てると、横のディスプレイを眺めていた。

変な写真、撮ってるんじゃ無いだろうな、…。
超音波装置を知らなかったオレは、こっちから見えないディスプレイに乱子の裸でも映ってるんじゃないかと疑いの目で飯田を見ていた。

「(コナン君…、もうだめえ、許してえ…)」
湿ったパンティに食い込んでクチュクチュと蠢く指先に女体を熱くするハルカは、もうガマンの限界といわんばかりの甘えた声をオレの耳元でささやく。

「(ガマンしろよ、乱子のそばにいろ、って言ったのはおまえだろ)」
オレに抱きつくように前屈みになって熱い吐息を吹きかけてくるエロ美人教師の色っぽい横顔に、オレはシレッとつぶやいてやった。

「あの、何か?…」
オレたちの様子など全く気付いてない乱子が、スキャナーで乳房の内部を見る飯田に心配そうに聞いた。

そういえば、今朝、固かったよな、…。
相変わらずハルカを嬲っていたオレは、乱子の声で今朝乳房のチェックをしたときに感じた固いシコリの違和感を思いだした。幸か不幸か乳ガンの症状を知らなかったオレは、その感触が乳ガンだと気付かなかったが、専門医の飯田はこの時にはその感触でほぼ乳ガンを確信していたようだ。

「マンモグラフィーしましょう、君、検査室の予約とって」
エコーでほぼ確信したヤサ男医師は別の検査をしようと言い出した。後ろで控えていたエロナースに声をかけた飯田は
「とりあえずこの検査は終わりですが、後でまたお呼びするので、もう一度別の検査させてください」
心配そうな視線を向ける乱子にちゃんとした説明など一切無しに、検査することだけを告げて病室を出ていった。

「じゃあ、また後で声をかけますから、それまで休んでいてください」
エロナースもエコー装置をかたづけると、そう言って病室を出ていった。

「毛利さん、きっと大丈夫よ」
バタバタする医者と看護師に気を取られて指先で嬲るのを忘れていると、オレをひざから降ろしたハルカがニッコリ笑って、入院着の前あわせを閉じた乱子に声をかけた。

「うん、せんせい…、コナン君…」
笑顔で応えた乱子はオレに手を伸ばした。その顔がなんだか迷子の子供のようで一抹の不安を感じたオレだったが、黙って乱子の手を握った。

「コナン君、そばにいてね」
潤んだ目でオレを見つめる乱子はオレの手を握りかえしてオレを引き寄せる。ムリヤリ作ったような不安そうな笑顔が痛々しかった。

「乱子ネエちゃん…、なんか変だよ」
なんだよ、そんな顔するなよ、…。
そんな風に頼りなげに笑う乱子に、大山になぎ倒されて意識を失った乱子に感じた喪失感が蘇ってきた。オレはなんだか恐くなって無表情に乱子を見つめ、力を込めてくるか細い手をギュッと握っていた。

エロがきコナン (122)につづく
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