ろま中男3 作品リストろま中男劇場 目次ろま中男劇場 3.新人銀行員奈々 (20)また同じ手
「すいません…、じゃあ、頂きます」
いやあ~ん、おいしそっ…、のど、カラカラだったんだ、…。
水滴の浮いたウーロン茶のグラスにゴクンとツバを呑んだ奈々は、ストローをチューチュー吸って一気に飲み干した。
「いい飲みっぷりだね、おかわりどうぞ」
催淫剤と利尿剤入りのウーロン茶を飲み干す奈々に不気味な笑いを浮かべる近藤は、汗が浮いた胸が溢れそうなビスチェやミニスカのナマ足にイヤらしい視線を絡ませる。
そんなもの、飲んじゃダメだ…、絶対変なモノが入ってるよ、…。
全くの当てずっぽうだったが、変態オヤジのたくらみを見事に見抜いた精志はガラス越しに険しい視線を送る。
「ああっ、おいしっ、うれしっ」
うう~ん、甘い~、しあわせっ、…。
妙な薬が混ぜられているなどとは、全く疑いもしない奈々はショートケーキを頬ばってニコニコしていた。そして近藤に継がれたウーロン茶をまた飲み干していた。
「ところで奈々ちゃんは、お酒飲めるの?」
ダマされている事に気付かない奈々の飲みっぷりに上機嫌の近藤は、スケベな笑いを浮かべていた。
「あ、ビール、ぐらいなら…」
え、お酒…、いいのかなあ…、でも、ウーロン茶より、おいしそっ…。
昨日あんな目に遭っても疑うことを知らない奈々は、ビールが飲めると悦んでいた。
「そうか、なら、オジサンも付き合えるよ」
甘い物はダメでも酒なら飲める近藤は、キッチンにビールを取りに行った。
ビール?…、お酒の飲むのか…、変態オヤジ、奈々さんを酔わせて、どうするつもりだ、…。
リビングの窓に目だけ出してノゾキ込む精志は、かすかに聞こえてくる話し声に近藤のたくらみを見抜いて、ますます警戒心を高めていた。
「どうぞ、つまみはたいした物がないけど…」
ビールピッチャーと乾き物をテーブルに並べた近藤は、催淫剤入りのピッチャーを奈々のジョッキに注ぐと自分のジョッキにも注いでいた。
「こんな昼間から、いいのかなあ…、でも、カンパーイ」
まだ明るいけど、いいよねっ…、えへへっ…、ぷはーっ…、おいしいよおっ、…。
おいしそうな泡がたまったジョッキを寄り目で見つめた奈々は、高々と持ちあげると近藤と乾杯して一気飲みした。満足げに溜息を漏らす奈々は、ほんのり頬を染めてニコニコしている。
「いやあっ、奈々ちゃん、いける口だね、どんどんやって」
まんまとワナにはまり込む奈々に上機嫌の近藤は、ピッチャーを傾けてカラになったジョッキになみなみとビールをつぐ。
「えへへっ、おいしい…、あれ?…」
奈々、しあわせ…、あ、あれ?…、また、…。
ほろ酔いの奈々も近藤に負けずに上機嫌だったが、尿意を覚えて昨日の事を思いだしていた。昨日も調子に乗って飲み過ぎてオシッコしたくなった(ホントは近藤に飲まされた利尿剤のせいだか)奈々は、オシッコする姿どころかその後オナニーする姿まで盗撮されていた。
「どうしたの、奈々ちゃん…」
酔ってきたのが外から見てもわかる奈々に、ニンマリした近藤はスケベな笑いを浮かべる。
なんか、奈々さん、様子がおかしい…。
オシッコをガマンしてモジモジしはじめた奈々を、精志は近藤の悪巧みのせいだとおもったが、その仕草が妙に色っぽく感じてスケベ心を煽られていた。
「あの…、あ、ん…」
やだあ、また盗撮されちゃうのかなあ…、恥ずかしいよ、…。
ノーパンの股間をミニスカの上から押さえた奈々は、あそこがミニスカの裏地にこすれてエッチな声を漏らしていた。
「どうしたの?…、また、オシッコ、したくなった…」
利尿剤と催淫剤の効き目を確信した近藤は、サディステックなたくらみを秘めてうつむく奈々の顔をのぞき込む。
「…、うん、オシッコ…」
やだ、恥ずかしいよおっ…、だけど、漏らしちゃった…、はずないのに、どうして濡れてるの、…。
鼻息を荒くしてノゾキ込む近藤にメスの昂ぶりでカラダを熱くした奈々は、下半身から湧き上がってくる尿意に子供のように頼りない態度でつぶやく。
やばいぞ…、変態オヤジめっ、奈々さんに、何したんだ…。
詰め寄る近藤にいよいよ奈々の危機だと勘違いした(ある意味、奈々の危機なのはまちがいないが)精志は、額から流れる汗をぬぐうと、無意識にサッシに手をかけていた。
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