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ろま中男劇場 3.新人銀行員奈々 (13)精志と奈々

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ろま中男劇場 3.新人銀行員奈々 (13)精志と奈々

でも、いい加減、目、覚めるんじゃないか、…。
お尻の張りのある弾力にドキドキしていた精志だったが、相変わらずのんきに寝息を立てる奈々に呆れていた。

「う、ううん…、もう、ゆるして…、ください…」
「ひえっ」
が、突然奈々が寝言を漏らして腕を首筋に巻き付けて来て、心臓が飛び出そうなほど慌てた。ドキドキと耳に響く鼓動に息を呑む精志はカワイイ顔の目が開けられるのを、ナマツバを飲み込んで見守っていたが、奈々はカワイイ寝息を続けるだけだった。

はあ…、なんだよ…、でも、きもちいい、…。
目を覚ます様子のない奈々にホッと息を吐いた精志は、今度は胸に押しつけられる大きな肉のかたまりの気持ち良さにニンマリしていた。ボタンの外れたシャツの襟元から圧迫された乳房の溢れそうな様子が目に飛び込んできて、グラビアタレントの扇情的なポーズを妄想した精志は、柔らかい腰が密着した股間を痛いほど膨らませていた。

「よっと、はあっ…、は?…」
精志は近くのベンチに奈々のカラダを引きずっていくと腰掛けさせた。小さく溜息をついた精志は、まだ寝ている奈々に呆れたが、わずかに開いた足に注目していた。

見える…、なんか、ヤラシイ?…。
スケベな気持ちに後押しされた精志はしゃがんでバルーンスカートの奥をノゾキ込んでいた。ガーターストッキングからはみ出たナマ肌とその奥のTバックパンティがかすかに見えていた。

ちょっと、ぐらい、うひっ、たまらんっ…。
どきどきして口にたまったツバを飲み込んだ精志は、震える手でひざを押すとゆっくり足を開いていった。美少女の開脚ポーズに妄想がいや増す高校生は股間を痛いほど膨らませて、日の落ちたホームで薄暗い股ぐらをノゾキ込んでいた。レースに飾られたTバックとそこからはみ出した股間の肉を見た精志は、踊り出したいほど興奮していた。

「え…、あんっ…、誰?…」
夢の中で足を広げられていた奈々は、急に目を覚ますと自分の前にしゃがみ込む高校生に声をかけた。

「へ?…、ひっ、ち、ちがい、ます、ちがうんですっ」
カワイイ声にニヤケ顔をあげた精志は寝ぼけ顔でこっちを見る奈々に、痴漢行為を責められる、と怯えて震え上がった。腰が抜けて尻もちをついた精志は膨らんだ股間も隠さずに、しどろもどろで言い訳していた。

「え…、どうしたんですか?…、大丈夫ですか?」
慌てる高校生にビックリした奈々はエッチな夢を見ていたことなどすっかり忘れていた。ベンチから立ち上がった奈々は、精志の腕をつかんで引っ張っていた。

「え、いやっ、あの、ありがとう、ございますっ」
奈々に引っ張られて立ち上がった精志は、不思議そうに見る奈々とまともに目を合わせられなくて、お礼を口走ると逃げていった。

?…、どうしたんだろ、あの子?…、あれ、どうして、私ここにいるの?…。
走り去っていく精志をぼんやり見送った奈々は、見慣れない駅のホームにいることに気付いてちょっと焦ったが、その理由を考えていた。電車に乗ったことは覚えているがその後の記憶がない。

あ、電車来た?…、まあいいや、早く帰ろう、…。
あの高校生にイタズラされたかもしれないとは考えもしないのんきな奈々は、すぐに精志のことなど忘れてちょうど来た電車に乗った。

…、やっぱ、かわいい、…。
物陰から奈々の様子をうかがっていた精志も、となりの車両に乗るとまたにわかストーカーになって奈々を見張っていた。

あ、ビール飲みたい、…。
自宅の駅に着いた奈々は帰り道のコンビニに入ると缶ビールを買った。偶然にも同じ駅だった精志は、なんだか運命を感じて奈々の後をつけていた。

はあ、着いた…、疲れた、早くお風呂、入ろ、…。
精志につけられている事に全く気付いてないお気楽な奈々は、ひとり暮らしのアパートに着くとシャワーを浴びてスッキリすることしか考えてなかった。

こんな近くだったんだ…、明日も来よ、…。
灯りの付いたアパートに奈々の部屋を確認した精志は、自宅の近くに多分ひとり暮らしする奈々にますます運命を感じて、あらぬ妄想を浮かべながら幸せな気分で自宅に帰った。

ろま中男劇場 3.新人銀行員奈々 (14)につづく
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