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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (164) 一人娘

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女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (164) 一人娘

痴漢に触られて、感じるのか、…。
光一の手は由貴のお尻の形を確かめるように、ハイレグパンティの上を這い回っていた。由貴は痴漢の手に震えていたが、ふいにタダシに叱られた言葉が頭に浮かんだ。

ううっ、…、こわいよおっ、…。
このまま痴漢のスキにさせたらまたタダシに叱られると思った由貴だが、大きな声を出す勇気はなかった。由貴は逃げようとしたがラッシュで混んだ車内で身動きできなかった。

いい気持ちにしてやるよ、…。
光一はお尻のワレメの奥に指を進ませるとあそこに触れた。
…?、…。
パンティの柔らかい感触が急に固くなって光一は不思議そうな顔をした。生理の由貴はパンティライナーをつけていた。
!…。
指であそこの入り口を圧迫された由貴は泣きそうになって腰を引いたが、痴漢の手は執拗に追いかけてくる。光一は尻肉に指を食い込ませて、のばした中指であそこを強く圧迫した。

赤ちゃんっ…、だめっ、…。
あそこにしつこく迫る痴漢に、凶悪な指がナカに侵入してまだ小さな赤ちゃんをムリヤリかき出す残酷な映像が由貴の頭に浮かんだ。妊娠さえしてない由貴だが、赤ちゃんが欲しいという強い気持ちが、赤ちゃんが本当にお腹の中にいるような気にさせていた。
「だめっ、赤ちゃん、死んじゃうっ」
タダシの赤ちゃんを守ろうとする母性本能が恐怖に勝って、由貴は幼い女体を緊張させて叫ぶと振り返った。悲痛な叫びが車内に響いて、大きな目に涙を溜めた由貴とその視線の先で唖然とする光一に、周りの乗客が一斉に注目した。

「おい、おまえ、なにしてんだ」
由貴の横で二人の様子がおかしいと思っていた青年が、セーラー服の少女のミニスカに入り込んだ男の手をつかんで引きずり上げた。
「痴漢?」
青年は光一の手を高々と上げて泣きそうな由貴に聞いた。ミニスカのお尻を押さえた由貴がコクンと頭を下げると涙がポタポタ落ちた。光一は逃げようと慌てたが青年に捕まえられて逃げようがなかった。

「…大丈夫よ」
光一に軽蔑のまなざしを向けた若い女性が、ポロポロ涙をこぼす由貴の背中をさすりながら優しくささやいた。その声に顔を上げた由貴は、お姉さんの優しい顔に何か言いたかったが、ウンとうなずいておねえさんに抱きついていた。
「…次の駅で降りろ、…キミも来て」
光一を捕まえた青年が由貴に緊張した表情をむけた。涙で濡れた顔を上げた由貴はお兄さんにうなずいた。次の駅につくと三人は電車を降りて、駅員と駅長室に向かった。

「…、由貴っ」
警察から連絡を受けて急いで駆け付けた浩太朗は、由貴の顔を見ると心配そうに声をかけた。
「お父さん…」
女性警官に付き添われた由貴は、浩太朗の心配そうな顔を見てまた泣きそうになった。

「…もう大丈夫だからな、痴漢なんか、お父さんがぶん殴ってやる」
カワイイ娘を大事そうに抱えた浩太朗は、娘を辱めた破廉恥野郎に気炎を吐いたが
「お父さん、落ち着いてくださいね、そんなコトしたら今度はお父さんが逮捕されますよ」
付き添いの女性警官が苦笑した。浩太朗はかすかに笑いを浮かべたすました顔に、むっとしたが心配そうな由貴の顔を見てすぐに気を取り直すと
「…、ご面倒おかけしました」
女性警官に頭を下げた。

「カッコイイお父さんね、…」
深々と頭を下げる浩太朗に、中年好みの女性警官はクスッと笑って由貴にウインクすると、由貴から見えないように浩太朗のお尻にタッチした。
「えっ、…、それでは」
浩太朗は彼女の唇が艶めかしく何かをささやくのに一瞬見とれたが、由貴の目を意識すると顔を引き締めて挨拶した。

「…この方が、痴漢を捕まえてくれたんです」
帰ろうとする浩太朗に女性警官が青年を紹介した。
「…、そうですか、本当にありがとうございました…、お名前を教えていただけますか、後日お礼に伺います」
彼の好青年ぶりを眺めた浩太朗は柔和な表情を浮かべると、また深々と頭を下げた。
「いえ、当たり前のことをしただけですから…」
りっぱな大人の人に頭を下げられて恐縮した青年は、照れたように笑っていた。お礼をするという浩太朗の申し出を固辞した青年だったが、浩太朗の熱心さに負けて名前と連絡先を告げた。

青年にもう一度礼を言って、浩太朗は由貴をいたわるようにして警察署を後にした。

「…お父さん心配したよ、でも何もされなかったんだよな」
車を運転する浩太朗は、助手席にちょこんと座った由貴を元気づけようと声をかけた。
「…、うん、…お尻、…、パンツの上から触られただけだよ」
父を心配させて申し訳ない気持ちと優しくされてうれしいのとで、由貴は泣き笑いのような顔をしていた。

「なにっ…、やっぱりブン殴ってやればよかったな」
由貴の言葉に興奮した浩太朗は、鼻息を荒くしてハンドルとたたいていた。
「…だめだよ、おとうさん」
由貴が心配そうに浩太朗をいさめると
「おとうさん、こう見えても強いんだぞっ、痴漢の一人や二人、コテンパンだっ」
浩太朗はわざとおどけていった。

「…うん、でも逮捕されたら、いやだよ」
由貴を慰めようと優しくしてくれる父を見て、由貴はうれしかったが、
ご主人様のこと知ったら、お父さん、どうするのかな、…。
タダシからいろんな淫らなことをされているのが、もし浩太朗にバレたら、タダシはどうなるんだろうと心配していた。

「そうだな…、でもお父さんは由貴を守るためだったら、なんでもするぞ」
一人娘がかわいくてしょうがない父の言葉は、いとおしいモノを守ろうとする本心から出ていた。
「…、ありがとう、おとうさん」
浩太朗の頼もしい横顔を見た由貴は、優しい気持ちに包まれてうれしそうな笑顔を浮かべた。
「うん…」
娘のうれしそうな顔を見た浩太朗も安心したように笑った。

女子校生由貴 (165) につづく
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