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== 真央 ==

真央 (75)プロフェッショナル

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真央 (75)プロフェッショナル

「マオ、真央ちゃん、好き…」
真央と同じ容姿をして真央の感情を移植されたセクサロイドが、はにかんで笑いながら迫ってくる。マオは真央の汗がにじんだ太ももに手を差し込むと、一番敏感な部分を指先で愛撫する。

「はあっ、やっ、あっ、あんっ、はっ、はあっ」
あんっ、やめ…、て…、はあっ、気持ち、いい…、おかしく、ああっ、なる、…。
沢村の荒々しさのある愛撫と対照的な女性らしい優しいタッチになすすべもなく翻弄される真央は、全身くまなく押し寄せる快感の波に押し上げられ揉みくちゃにされ、頼りなく開けた唇のスキマから湿った吐息を漏らし、快感の頂点へ連れて行かれる。

「や、やだあ…、あっ、そこ、だめえ」
やっぱり、あんっ…、同じ顔…、あ、あんっ、変な感じ…、やっ、そこは…、どうして、ああっ、わかるの、…。
鏡を見ているのかと錯覚させる同じ顔をしたマオのタッチは、真央の感じる部分を的確に愛撫する。真央のあのときの感情をモニタリングする際に、真央の反応も当然記録されて、どこをどうすれば真央を気持ちよくできるかが解析されて数値化されているためだが、真央にそんな専門的な知識などなくマオの手練手管に翻弄されるしかなかった。

「真央ちゃん、カワイイ」
快感にもだえる真央の顔をノゾキ込むマオは、かすかに頬を染めて照れたように微笑しながら、的確に感じる部分を攻めてくる。それも単調な攻めではなく緩急をつけながら、時にはぐらかすように別の場所をイジるなど、セクサロイドと呼ぶにふさわしいテクニックを駆使して、真央を快感の頂点に追い込んでいく。

前に説明したように真央が住む21世紀のほぼ中頃には、アンドロイドは普通の人間と同じ自然でなめらかな動作や、人間と区別が出来ないしゃべり方を実現して人間社会に溶け込んだ存在だったが、セクサロイドならではの特殊技能はまだ発展段階で、各社がしのぎを削る先端技術だった。

感情をサンプリングして移植するのも最新技術に属するが、すでに市販品に導入された技術だった。ここにいるマオは市販品をさらにチューンアップした特注品で、外観をマオに酷似させるカスタマイズの他に研究段階の最新技術を投入しており、次世代機のプロトタイプとしての役割も負っていた。

この時代にはセクサロイドに職を奪われて風俗嬢はほとんど消滅しかかっていたが、まだ機械にマネできない極上のテクニックを持つ生身の風俗嬢は超高級コールガールとして存在してた。可能な限りの技術と金をつぎ込んだマオは、彼女たちに匹敵する最上級テクニックを身につけていた。

「はあっ、あっ、もう、あっ、だめえ、あっ、いっちゃ、ううっ」
すご、あんっ、い…、はあっ、まっしろ、あっ、はあっ…、もう、ああっ、ガマン、ああっ、できない、…。
見た目は顔は真央と同様に幼さを感じさせるが、中身は百戦錬磨のプロ風俗嬢顔負けのテクニックを持つマオに、真央はあっさりイカされた。すがりつくマオをはねのけるように四肢を痙攣させた真央は、背骨が折れそうなほどのけぞるとガックリと脱力した。

「真央ちゃん、カワイイ」
的確なフィンガーテクで真央を快感の頂上まで追いやったマオは、ご主人様にご褒美をねだる忠犬のように沢村に愛らしい笑顔を向けていた。

真央 (76)につづく
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