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真央 (72)返り討ち

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真央 (72)返り討ち

「…、真央ちゃんのご想像通り、私をかたどった男性型セクサロイドだよ」
アレの正体を理解したのを真央の表情から察知した沢村は、いつもの二枚目らしい気取った口調で応える。その声は真央をだましたうしろめたさなどみじんも感じさせなかった。

「じゃあ、『指令』はセクサロイドに、私が体験したことを移植するためだったの?」
持ち前の強気な性格が顔を出して大きな目でキッとにらんだ真央が、沢村を問い詰める。

「…、真央ちゃんはホントに頭がいいね、うれしいよ」
毛を逆立てるネコのような真央の目をニコニコ見つめる沢村は、うれしそうに応えてサラサラした髪をなでる。

「どうしたの?」
頭をなでる手を無視して立ち上がった真央に沢村が聞く。それも無視した真央は床に崩れ落ちた沢村型セクサロイドに警戒しながら、赤いERで汚れたハサミを取り上げる。

「この卑劣漢!」
両手ではさみを握った真央はミニスカのスソをひるがえして振り返ると、ベッドにくつろいで座った沢村に怒りをあらわにして体ごとぶつかっていく。
「っと…、あぶないなあ…、ダメだよ、こんなことしちゃ…、おしおきだ」
あっさり体をかわした沢村は真央のくびれたウエストを抱えると、相変わらず落ち着いた声でミニスカがまくれたノーパンのお尻をペシッと叩く。

「やだっ、はなしてっ」
まるで子供扱いの情けなさに怒りが恥ずかしさに変わって顔を真っ赤にした真央は、お尻のナマ肌を叩かれてパンティを穿いてなかったことを思い出すと、羞恥心とともに沢村に仕込まれたマゾ奴隷の血を熱くする。

「あれ…、ずいぶん濡れてるね」
飼い猫を愛でるようにスベスベしっとりしたお尻のナマ肌をなで回していた沢村は、プックリふくらんだあそこに指を当てると、笑いを含んだ声を漏らす。

「やだ、変態っ、やめてえっ」
ついさっきイッたばかりの敏感な部分をイジられた真央は、ますますマゾ気を煽られて女体の芯を熱くする。悲鳴に近い声にもどこか淫靡な響きが混じっていた。

「女の子が、こんなモノ振り回すモンじゃないよ…、おしおきしようね」
ベッドに放り出した真央の背中にのしかかった沢村は、真央の手からハサミを取り上げる。赤い妖しい光を放つハサミにサド気を昂ぶらせた沢村は、感情を抑えた声を漏らすと背骨に沿って真央の服にはさみを入れる。

「やっ、やだあっ、変態っ」
ジョキジョキという音とともに背中の素肌が徐々にさらされていく情けない恥ずかしさに悲鳴を上げながら、真央はカラダの奥でマゾ奴隷の欲望が膨らんでいくのを自覚していた。それはネットリした滴になってあそこの肉を濡らしていた。

真央 (73)につづく
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