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== 真央 ==

真央 (69)疑惑

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真央 (69)疑惑

「はああっ、あんっ、は、ああっ、…」
欲望でふくれあがり血管の浮き出た肉棒でヒクヒクとふるえる蜜壺の亀裂を貫かれた真央は、はしたないあえぎ声を漏らしてうっすら汗のにじんだ新鮮な女体をもだえさせる。ドキドキと鼓動するしっとり張り詰めた胸の地肌が、荒い吐息に合わせて艶めかしく波打つ。

「うれしそうだな…」
熱く猛り狂ったカラダの一部を奥深くまで突き刺して股間を真央の中心部に押しつける男は、根本のちぢれ毛が粘りけのある汁気で濡れるのを見てニンマリ笑うと、ゆっくりと腰を引いていく。

「あっ、は、ああっ、はあっ、ああっ」
カリの張り出した肉棒と一緒にナカの粘膜まで引きずり出される感覚にとらわれて、真央は苦しそうに眉をひそめていたが、男の劣情を誘うような妖艶な美しさを見せつける。肉棒にまとわりつくようにあそこの肉が輪ゴムのように張り付いて引っ張られるのと同時に、イヤらしい汁気がかき出されて周りの肉をネットリ濡らしていく。

「じゃあ、いくぞ」
真央の妖しい美貌に誘われるように火照った女体にのしかかった男は、手の平であちこちなで回して身もだえする女体の心地よい感触を確かめながら、イヤらしい湿った音を響かせて挿入を開始した。

「あっ、ああ、ああっ、あっ、あっ」
突き上げにリズムに合わせて忙しく頭が上下して、サラサラした髪がエロチックに波立ってつややかな光を放つ。押し倒された背中が冷たい床に密着して背骨を反らせたが、メスの欲情に煽られて熱く火照った体をよけいに意識する。

「お、おおっ、いいぞっ」
自分のカラダに抑え込まれて支配されて乱れる美女に上機嫌の男は、ジュブジュブと汁気を飛ばして快調に挿入を続ける。

「あっ、ああっ、はあっ、あっ、ああっ」
膣の内壁をカリで擦られる刺激にのけぞる真央は、イヤらしい吐息にまみれて快感にもだえよがって火照った女体を踊らせていたが、カラダの奥から何か重苦しい感情が湧き上がってくるのを感じていた。まだ明確に意識出来てないが、それはこの男が沢村ではないというぼんやりした確信だった。

「この、ドスケベ女め、そんなに気持ちいいか」
欲情まみれでもだえる美人女子大生を陵辱する興奮で口汚く罵倒する男は、二枚目顔に残忍な笑いを浮かべて腰を激しく振って柔らかい女体を揺らし続ける。

「あっ、はあっ、いっ、やっ、ああっ、やっ、やめて、あっ」
肉の悦びに支配されていた意識に徐々に重苦しい疑惑が浸透してくる。下半身から湧き上がる熱い官能の波に翻弄されながら、得体の知れない不安感に襲われて、真央はシャツの絡まった手でなんとか男を押しのけようとする。

「いいんだろ、もっと、よろこべ」
真央の心に芽生えた疑惑など関知しない男は、真央の抵抗を絶頂に向かうのをただ逡巡しているだけだと思っている。押しのけようとする手ごとまとめて真央のカラダを抱くと、キスしようと顔を近づけてくる。

「い、やっ、いやっ、やっ、やめてえっ」
迫ってくる顔は原油を流した海のように暗く影になって表情が読めないが、鈍い眼光が迫ってくるのに背筋に冷たいモノを感じた真央は、思いっきり男のカラダを突き飛ばした。

「おいっ、なにするんだい」
突き飛ばされた男はたいして気にしてないような落ち着いた声を漏らすと、ゆっくり体を起こして真央に迫ってくる。

「やだっ、近寄らないで…、誰なの?…、あなた」
欲情にまみれてピンクに染まった意識もすっかり正常に戻って、迫ってくる男からにじみ出る重苦しい雰囲気に恐怖を感じて、真央はミニスカがはだけたナマ足をジタバタさせて後ずさっていた。

真央 (70)につづく
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