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== 紗羅 ==

綺羅 (79)エスケイプラビット

ろま中男3 作品リスト
綺羅 目次

綺羅 (79)エスケイプラビット

「ほら、こっち向いて…」
ケモノのようなギラギラした目で紗羅を見つめる松岡は、快感と恐怖で震える未成熟なカラダに覆い被さるようにソファの横にヒザ立ちすると、平板な声で命令した。

「…」
やだ、もう、いうこと、聞いてやらないんだから…、この変態、嫌いだよ、…。
頭隠して尻隠さず、のようにソファに突っ伏した紗羅は聞こえない振りをして松岡の様子をうかがっていたが
「あひっ、いやっ、ああっ…」
あきゅっ、またっ、やだっ、ああんっ、動いてる、やだっ、あひっ、いやあっ、…。
またリモコンで操作されたバイブが動き出して、蠢くシリコンの固まりから受ける快感混じりの苦痛に、突き上げたお尻をクネクネと揺らしていた。

「こっち、向きなさい」
少女が官能の刺激にもだえる様子にサディステックなギラついた目を向ける松岡は、ヒクヒクと震えるお尻をデジカメに納めながら、キツイ口調でもう一度命令した。

「あひっ、ううっ…」
あんっ、もうやだっ、ひあんっ、死んじゃえ、バカ…、嫌いだ、変態っ、…。
顔をあげて涙でにじんだ目でにらむ紗羅に
「だめだよ、笑顔って、教えただろ…」
おぞましい笑い顔を向ける松岡はまだメイド調教をしているつもりなのか、押しつけがましい言いぐさで強制的な態度だったが、とりあえずリモコンのスイッチをとめた。

変態、怖いよう…、お父さん、助けてえ…、ごめんなさい、紗羅、謝るからあ、…。
松岡の怖い顔に震えて潤んだ目をそらす紗羅は、出掛けにあんな悪態をついた事を後悔して、心の中で父の智貴に助けを求めていた。

「やだっ、嫌いっ…、あれ…」
「ぐっ…」
バイブの快感地獄開放された紗羅が癇癪を起こして体を起こすと、ちょうどヒジが松岡のふくらんだ股間にジャストミートしていた。

「ばかっ、変態っ」
こもったうなり声上げてうずくまる松岡をボカスカ殴り蹴りまくった紗羅は、
「こんなのいらないっ」
バイブパンティを脱ぎさると松岡の背中に投げつけて、脱兎のごとく逃げ出した。

こわいよおっ、もう、やだあっ、助けて、お父さんっ、…。
手提げ袋をひったくるようにしてレンタルスタジオから飛び出した紗羅は、ミニスカがまくれてゆでタマゴのようなナマ尻がチラチラするのもかまわずに階段を駆け下りていた。
「はあっ、はあっ、はあっ、助かった…」
よかったあ、来ない…、あっ、やだっ、パンツ、はいてないんだ…、見られた?…。
息が切れるまで走った紗羅は振り返って松岡が追ってこないのを確認すると立ち止まった。ノーパンなのを思いだして顔を赤くして慌ててミニスカのお尻を押さえると、周りをこっそり見渡した。

やだっ、見てるよ、コワイよ、…。
ノーパンのミニスカの中を見られたかどうかわからないが、某有名高校の改造制服でコスプレする紗羅に、ホームグラウンドの電脳タウンで我が物顔に跋扈するヲタクのペド野郎どもが注目していた。
ひえっ、やめてえ、こわいよおっ、…。
無表情にケータイやデジカメを向けるヲタクどもに恐怖した紗羅は、ミニスカのお尻を押さえて駅まで走っていた。しかしそれは恐怖に怯えた紗羅の見た幻影で、ほとんどの善良なヲタクどもはそんなマナー違反はしなかった。

息も絶え絶えに駅にたどり着いた紗羅がキップを買っていると、ミニスカから伸びたやせたナマ太もものスキマを妖しい眼光で見つめる男がいた。

綺羅 (80) につづく
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