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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (346)エリと大野

裏ろま中男 作品リスト
女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (346)エリと大野

「せんせい、おはよ、…、あ、やだっ、なに…、あ、ああっ、やんっ、はあっ…」
エリの優しい笑顔に応えるように、ニパッと音がしそうな間の抜けた笑顔で挨拶した優は、やっと昨日から入ったままのそれに気付いてあわてて抜き去った。掛け布団の中に隠した双頭バイブを見て、悪夢の理由に納得しているのか、あるいはそんなモノを一晩中入れたままの自分に呆れていたのか、複雑な表情を浮かべる優をエリはおねえさんのような気持ちで優しく見守っていた。

「ごはんできてるわよ、冷めないうちに食べましょ」
「あ…、うん…」
エリに声をかけられて優はのそのそとベッドから抜け出してキッチンテーブルに着いた。昨日のアルコールが残っているのか、単にまだ寝ぼけているのか、ボーダーワンピのスソに手を入れて、ズリ下げられたパンティをあげる、ちょっとマヌケで緩慢な動作を見せる優をエリはかわいいと思った。

「おいし…」
「そう、よかった…」
まだ寝起きの顔を見せる優がもぎゅもぎゅと食べる優がぼんやりした笑顔を見せると、エリもニッコリ笑って応えた。これからタダシに逢えると思うとどうしても顔がゆるんでしまうエリだった。

「ちょっと用事があるから、私出掛けるけど…、お風呂使っていいから、でも、一度、おうちに帰った方がいいかも…」
テキパキと朝食を終えたエリは着替えはじめた。まだ優はごはんを食べていたが
「あれ、せんせい、セクシー…、えへへっ、どこ行くの?」
バスローブを脱いでセクシーランジェリーを身につけるエリに、いつものオヤジ笑いを浮かべていた。今日タダシに呼び出された時間は昼過ぎだし、低血圧でまだ頭がはっきりしない優は、今からエリがタダシに会いに行くことに思い至らなかった。

「ちょっとね…」
バーガンディのタペストリーフラワーロングラインビスチェを魅惑的な肉体にまとったエリは、レーストップストッキングを吊ったガーターストラップの上からGストリングパンティをはくと、姿見にナイスバディを映した。
娼婦みたい…、いいよね、…。
タダシの注文通りのセクシーな姿にご満悦の美人教師は、いつもより濃いめのシャイニングリップを塗ると、唇をムニュッとしかめてキスするような仕草を見せた。

「せんせい、どうしたの?…、ずいぶん気合い、入ってない」
タダシに逢いに行くとは思わずに誰か別の男との逢瀬を妄想した優が、ワインレッド色のセクシーランジェリーの上から豊満な乳房にまとわりついてきた。
「あん、だめえ…、青井さんも、着てみる?…、好きなの、貸してあげる」
約束の10時にはまだ余裕があるが早くタダシに逢いたくて、エリは胸を弄ぶ手をやんわりどけるとチェストの引き出しを開けた。

「うわあっ、やだあっ、すごいっ、せんせい、エッチ…」
高校生らしい清潔感を重視した下着しか持っていない優は、お花畑のような引き出しをのぞいて、大人の下着に感嘆の声を漏らしていた。昆虫のハネのようなスケスケランジェリーをつまみ上げて、オヤジ笑いでエリのセクシーな姿を眺めていた。
「学校には秘密よ…」
チクチクと体中に突き刺さるスケベな視線に女体を火照らせたエリは、いつもは付けないマスカラでボリュームアップした目でウインクした。

「うわあっ、胸がぶかぶか…、パンツだけ、借りるね」
Gカップブラを胸に当てておどけた優は、ニヤニヤ笑っていた。
「いいわよ…、じゃあ、私行くからね」
タダシに逢いたい一心のエリは、ふざける優を軽くいなしていた。胸元の大きく空いた光沢のあるブラックジャケットと揃いのマイクロミニスーツ姿のエリは、玄関でブラックエナメルがヌメッとした光沢を放つハイサイブーツに脚線美を納めていた。

「いってらっしゃあい…」
セクシーないでたちに変身した美人教師の後ろ姿をニンマリ見送ったお気軽な優は、残りのごはんを食べはじめた。

「うふふっ…」
カツカツと軽やかなリズムでヒールの音を響かせて駅に向かうエリは、春先のまだ寒い朝の空気が火照った女体を冷ましてくれるのを心地よく感じていた。土曜の朝は週日より人通りが少なく、エリは人目を気にすることなく開放的な気分になって心持ち大股で歩いていた。

そんな大胆なエリを後ろから見つめる鋭い視線があった。数日前エリにチカンして、エリを助けようとしたタダシをあっさり蹴散らしたが、体育会系学生に恐れをなして引き下がった、あの会社員の大野だった。

見た目だけは善人そうなこの男は執念深かった。あの日からストーカーになったこの陰険男はエリのアパートを探し出して、会社も行かずに連日見張っていた。土曜の今朝もエリのアパートを見張っていたが、一人で出掛けるセクシーなエリをヘビのように見つめて、邪悪な劣情を昂ぶらせると、
今日こそ、やってやる、…。
セクシーな後ろ姿を見つめながら邪悪な欲望を体中に充満させて、ムラムラしながら後をつけていた。

タダシと逢うことに気持ちが一杯でウキウキするエリは、大野の邪悪な視線に気付くことなく軽やかに歩を刻み、駅に近い公園にさしかかっていた。目隠しになる緑が多い公園は変質者や空き巣など犯罪者には絶好のロケーションで、一部の住民は樹木を撤去するように役所に誓願していたがまだ実現してなかった。

エリとの間隔を詰めた大野は頃合いの茂みにさしかかると、ふくらみきった淫靡な妄想を行動に移した。

女子校生由貴(347) につづく
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