2ntブログ

== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (273)ガールズ、ガールズ

裏ろま中男 作品リスト
女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (273)ガールズ、ガールズ

タダシと洋子が主導権を争っていた頃、由貴は美人上級生にかすかにヤキモチを感じながら学校に向かう坂道を歩いていた。

「あれ…、ひいっ、いやっ、あううっ…」
なんだかイヤなオーラを感じた由貴が振り返ると、後ろに立つ陰々滅々とした省吾の姿が目に入った。由貴は思わず悲鳴を上げていた。
「うっ…、いや、これ…、あの…、返すよ…、由貴ちゃん」
あからさまな拒否反応を見せる由貴にまた落ち込んだ省吾だったが、何とか勇気を振り絞って紙袋を差し出した。
「うう…、あ、はい…」
最後の「由貴ちゃん」の不気味な笑みにカラオケでパンチラを覗かれた状況を思いだして、鞄を持つ手で無意識にミニスカのお尻を押さえた由貴は、おそるおそる紙袋を受け取った。

「じゃあ…」
それだけ言うと省吾は走り去った。
はあ…、こわかった…、なんだろ?…、あ、ブラ…、なんだあ、返してくれたんだ、…。
内マタ気味に走る後ろ姿に気味悪さで身震いしながら見送った由貴は、小さくため息をつくと紙袋をのぞき込んだ。省吾がそれを使って自慰に耽ったことなど知らない由貴は、省吾の親切に感謝さえしていた。

「由貴ちゃん、大丈夫だった?…」
後ろから見ていたエリが心配そうに声をかけた。省吾に辱めを受けた経験のあるエリは由貴がヒドイ目に遭うのではと、不安げに見ていたが積極的に助けるコトもしなかった。
「えへへ…、大丈夫です」
心配そうにノゾキ込むエリにかわいい笑顔で応えた由貴は、紙袋に封筒が入っていることに気付いて取り出すと、不思議そうな寄り目で見つめて首をひねっていた。
「ラブレターじゃ、ないかしら」
由貴のファニーな顔に自然に顔をゆるめたエリが優しく声をかけた。エリ自身は省吾と関わるなんて生理的に全く許容できないが、由貴が省吾とくっついてくれればタダシを独り占めに出来ると、本人も意識しない深層心理がこの状況を歓迎していた。

「ラブレター?…、そんなの、ご主人様が…」
自分の名前が書かれた封筒を見つめて、由貴は困ってしまった。生まれて初めてもらったラブレターなので、ホントはうれしいはずだが相手が相手だけに素直に喜べない。由貴は封筒を紙袋に戻すとそれをカバンにしまった。
「そうね、タダシ君に相談してみたら…」
もうひとりの自分が由貴を省吾に押しつけようとするが、それを口に出すほど性格が悪くないエリは、先生らしいアドバイスをした。
「はい、そうします」
エリの意見を素直に受け入れた由貴は、カワイイ笑顔を向けてうなずいた。
由貴ちゃん、カワイイ、…。
天使のような笑顔に少し心の痛んだエリは、しかしそれを顔に出さないようにして優しい笑顔を返していた。

ここで1時間ほどさかのぼり、エリの部屋に戻る。

さんざん飲んだくれたあげくエリの部屋に泊まって、のんきに朝ご飯を食べていたどつきマンザイコンビは、どちらからともなく一緒にお風呂に入ろうと言いだして、狭いユニットバスでお互いの若い肉体を洗いっこしていた。

「あんた…、重くないの…」
ナイスバディという言葉が色あせそうな早熟な由里子の女体をボディシャンプーでまさぐりながら、呆れ気味に優がつぶやくと
「優ちゃんの、貧乳もカワイイよ」
優のポッチが飛び出したふくらみかけの胸をまさぐる由里子が、悪気のない笑顔で見上げた。
「…、なんか、ムカつく…」
水マリのような胸をタプタプと揺らしながら優がふくれると
「ああんっ、もっと、もっとしてえ…」
乳房の先端をとがらせた由里子がわざとらしく色っぽい声を上げた。

「アホッ」
間髪入れずに優がツッコンで、ツヤツヤしたロングヘアが泡まみれになった。
「やあんっ、もう、優ちゃんたら…、シャンプーしなきゃ」
どつかれた勢いで前のめりになってタプタプと胸を揺らす由里子が髪を大事そうになでながら、不満げに横目でにらむと
「わかったよ、ほらっ…」
シャワーをひねった優が、優のふくれっ面に温かいお湯を顔射していた。
「あん、やんっ、あうんっ、いやんっ…」
逃げるように優に抱きついた由里子が、肉付きの薄い若い女体をまさぐると
「あ、や…、だめえ…」
優が半分本気で色っぽい声を漏らした。

「…、しちゃう?…」
優のまだ固さの残る女体をまさぐる由里子は、豊満な乳房を押しつけながらネットリした視線で見上げた。
「な…、なに、言ってるのよ」
由貴に対して友情以上の感情を持つ優は、由里子の誘惑に戸惑ってあわてた表情を見せていた。
「…、由貴ちゃんの代わりに、なって、あげる」
動揺する優を淫らな光を宿した目で見上げる由里子が、薄い茂みの奥に指を差し入れた。

「あ…、だ、だめ…、や…、ああっ」
優しい指先で感じる部分をイジられた優は、やわらかい由里子の肉体に抱きつきながら、軽くのけぞってかすかにウェーブのかかった髪を波立たせていた。

女子校生由貴(274) につづく
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)
関連記事
┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 11:55:49 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/1310-fcce1d1f
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next