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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (256)彼氏と彼女

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女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (256)彼氏と彼女

「あ…、家に連絡しないと」
寄り目になって生理が終わるように気合いを入れていた由貴は、暗い夜道に遅い時間を意識して今朝の八重子の不機嫌な顔を思いだした。

「うちに電話するのか…」
由貴のミニスカに手を入れてスベスベした肌を楽しんでいたタダシが無表情に聞いた。
「はい…、最近帰りが遅いから、お母さん、怒ってるんです…、あ…」
ケータイで自宅の番号を押す由貴は何の気なしに口にしたセリフが、タダシに当てつけているようにも取れると思っておそるおそる顔を上げた。
「高校生になったばかりの娘が夜遊びし始めたら、お母さん、心配するだろうな」
由貴の取り越し苦労など知らん顔のタダシだったが、由貴の帰りが遅いのは自分のせいだという意識があるので、後ろめたい気がしていた。

「電話しないのか?…」
不安そうに見上げる由貴に、タダシは不思議そうに聞いた。
「あ、はい…、もしもし、お母さん…、うん、友達と…、うん…、あと30分ぐらい…、うん、分かってるよ、うん…、うん…、もう、だからゴメンて…、うん、わかったってば…、うん、うん、急いで帰る、うん…、じゃあね」
タダシに言われてケータイで話す由貴は、電話の向こうの八重子に小言を言われているようだった。今朝遅くならないように言われていたのにまた遅くなった由貴は、しょうがないとあきらめて不機嫌な八重子の小言を聞いていた。

「怒られたのか…」
責任を自覚するタダシはついそれを顔に出していた。
「あ…、大丈夫です、お母さん、由貴に彼氏が出来たと思って、心配してるだけです」
タダシの心配そうな顔に由貴は申し訳なさそうに応えたが、心配してくれるのが内心うれしくてタダシの腕にギュッと抱きついた。
「おまえ、オレのこと、言ったのか?」
今朝の浩太朗のことを思いだしたタダシは由貴の言葉に納得したが、ひねくれた性根がうれしそうな由貴をイジメたくなって冷たい口調で由貴をにらんだ。

「え…、いえ、言ってません、でも由貴がお弁当二つ作るから、きっと彼氏に作ってると思ってるんだと思います」
冷たい目で見つめられた由貴はマゾの血を騒がせて懸命に言い訳していた。
「…、だめだ、お仕置きだ、ケツ出せ」
上目遣いにすがるような視線を送る由貴に、加虐心を昂ぶらせたタダシは急にご主人様モードになってデタラメを言いだした。
「え…、ここでデスか」
駅はすぐそこで人影がチラチラしていた。とてもそんなことは出来ない由貴が困ったようにタダシを見つめた。

「早くしろっ」
由貴の困惑した顔にますますサディステックな興奮を昂ぶらせたタダシは、ドスの利いた低い声でにらみつけた。
「…、はい」
奴隷のサガで逆らえない由貴は見られないように線路に背を向けたが、視界に入る通行人に女体の奥に潜む露出狂の血が騒いで、熱くした顔を伏せて恥ずかしそうにミニスカのお尻をまくり上げた。
「ひっ…」
間髪を入れずにスパンキングするタダシに悲鳴を上げた由貴は、幼い女体をのけぞらせてサラサラした髪を波立たせると、引いたお尻を慌てて押さえた。

「行くぞ」
道行く人が由貴に注目するのを置き去りにしてタダシはさっさと歩き出した。
「あ…、まって」
ジンジンするお尻をミニスカの上から押さえた由貴は、パタパタと走って駅の明るい光に歩いていくタダシを追った。

ラッシュと反対方向の電車は空いていた。タダシの横に座った由貴はノーパンを意識して内マタにヒザを合わせてミニスカを太ももの間に押し込むと、うれし恥ずかしの表情で肩に寄りかかった。優や由里子のことなどすっかり忘れて二人きりの時間に幸せを感じていた。
「彼氏か…」
目を閉じて寝ているように見えたタダシがボソッとつぶやくと
「…、はい…、彼女です…」
すぐにさっきの会話を思いだした由貴がタダシの肩に顔を伏せてうれしそうに応えた。

「ばあか…、おまえなんか奴隷だ」
由貴のうれしそうな甘えた声に鼓膜をくすぐられたタダシだったが、性根のひねくれた少年は目を開けて憎々しげに由貴をにらみつけた。
「ひえっ…、はい、そうでした」
冷たい声に慌ててきちんと座り直した由貴はうつむいて申し訳なさそうに応えた。
「ふん…」
恐縮する由貴を横目でチラ見したタダシは、由貴の頭に手を回すと自分の肩に押し当てた。

「…、ご主人様…」
タダシの肩に寄りかかる由貴はビックリしたような大きな目をパチクリさせたが、うれしそうにまぶたを閉じて甘えた声を漏らした。それから何も言わずにタダシは柔らかい由貴のカラダの心地よい重みを感じていた。

女子校生由貴(257) につづく
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