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== 交渉人涼子2 ==

交渉人涼子2 2話(11)

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交渉人涼子2 目次

交渉人涼子2 2話 銀行(?)立て籠もり事件
(11) ミニスカポリスのストリップ

「いやんっ、ぬらひょんの、えっちっ」
竹内は信じられないと言わんばかりの不信感をあらわにした目で抜水をにらんでいたが、抜水の裸になれというまぬけな要求に、ニコニコ笑う愛はうれしそうだった。ナマ足をモジモジさせて安っぽい色気をふりまく愛を、
アンタ、うれしいんかい、…。
心の中でツッコミを入れる涼子は冷めた目で見ていた。

「…、でも、人質の安全のためだし、仕方ないですね」
恥じらうようにうつむいた愛は、頬を染めて涼子に流し目すると
「私も断腸の思いだが、人質の安全が第一だ、愛君、頼んだよ」
わたしだって、何度もハダカにされたのよ、…。
わざとらしく沈鬱な表情を作って涼子が愛にうなずいた。涼子は犯人の要求で何度も全裸になった経験があるどころか、山田とまな板ショーまでしていた。その意味でも大先輩の涼子はノリノリの愛を特にかわいそうとは思わなかった。
「…」
ずっと涼子の肩を揉んでいた山田は愛の若い肉体を妄想し、荒い鼻息で涼子の髪を揺らしていた。

「…」
上着を脱いだ愛は、色気を漂わせた上目遣いで抜水を見ながらネクタイを取って指先につまむと、スケベ面で見つめる抜水をジラすように振っていた。
「(…、ちょっと)」
スケベな妄想にまみれた山田の、肩を揉む手がだんだん下がって胸のふくらみをマッサージし始めて、振り向いた涼子は淫靡な光のにじんだ切れ長の目でにらんだが、バカ面の山田は愛のストリップに熱中していた。

浮気者っ、…。
「うっ、…」
涼子のヒジ打ちが山田のふくらんだ股間にヒットし、山田は股間を押さえてうずくまった。涼子は何事もなかったようにすました顔で愛と抜水の様子を見守っていた。
「…、じゃあ、こっち」
シャツのボタンを胸の下あたりまで外してピンクのブラをチラ見せした愛は、意味深な笑いを浮かべて腰に手を当てるとミニスカを下げた。白シャツだけになった愛のハイヒールを履いた素足が、若々しい色気を漂わせていた。切れ込んだ腰の部分にパンティのフリルが見えて、抜水はゴクンとツバを飲み込んだ、
「…」
スケベオヤジに軽蔑の目を向けた竹内は、もう抜水をかばう気持ちが無くなったようで、抜水の反対に体重をかけて逃げようとする体勢になっていた。

「…、恥ずかしいな」
残りのボタンを外した愛が、シャツを肩から抜いてブラひもをあらわにすると、身を乗り出した抜水は鼻息を荒くして愛の若い肉体にイヤラシイ視線を絡めていた。

そろそろ、仕事するか、…。
涼子が目配せすると、股間を押さえながら愛のナマ足を見つめていた山田が表情を引き締めてうなずいた。

「…、えっ」
涼子がネコ科の肉食獣のようにしなやかに女体を踊らせて、三角定規を持った手に飛びかかると、同時に飛びかかった山田が竹内を抜水から引きはがした。1年以上のブランクがあっても、涼子と山田のアイコンタクトによるコンビネーションは健在だった。何が起こったのかまったくわからない抜水は、スケベ面を顔にはり付けたまま涼子に押さえられていた。
「…」
山田は竹内をかばうように幼い女体を抱きしめていたが、お尻に当てた手は柔らかい尻肉とそのワレメに食い込んでいた。着やせする山田のたくましい胸板に顔を埋めた竹内は、ビックリしたような顔を熱くして頬を染めていた。

「…、あれ、終わり?」
シャツをヒジにぶら下げてブラとパンティをさらした愛は、結果として涼子たちから抜水の目をそらすオトリ役を立派に果たしていた。愛は目の前の逮捕劇をただ眺めていたが、モノ足りなさそうで下着姿を隠そうとせずにシャツをヒラヒラさせていた。
「すぐに警官隊が、来るわよ」
抜水を床にねじ伏せた涼子がつぶやくと、収まりがつかずにぼんやり立つ愛は
「…、いやん、恥ずかしっ」
そうしなきゃいけないかのように恥じらうポーズを作って慌ててシャツを引き上げた。なんとか上着は羽織ったがミニスカを履く間もなく、完全装備の警官隊がなだれ込んできた。中の様子をうかがっていた警官の何人かはナマ足をさらけ出した愛にエッチな視線を向けていた。

交渉人涼子2 2話(12) につづく
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