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== 交渉人涼子2 ==

交渉人涼子2 1話(10)

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交渉人涼子2 目次

交渉人涼子2 1話 交渉人涼子、再び
(10)散々な一日

特別班別館につくと、門衛の制服警官は敬礼するのも忘れて、涼子のメイド姿をジットリした視線で見つめてスケベ面をさらしていた。特別班の部屋にはいると先に到着した愛がピンクのメイド姿で直立不動して、課長に報告していた。

やっぱり、若いって、強いわ、…。
「…涼子さん、お疲れ様でした」
ピンクのメイド衣装が似合いすぎる愛が、カワイク笑って涼子に挨拶すると部屋から出て行った。多分着替えに行ったのだろう。恥ずかしげもなく、あの格好をさらして街中を疾走し、ピンクのヒラヒラを着たまま上官に報告した愛に、半ば呆れながら感心していた涼子に
「…ご苦労だったな、涼子」
課長が気の毒そうに声をかけた。

「…、はい」
わざわざこんな恥ずかしい格好までして、ほとんど活躍しなかった涼子が元気なく課長のところへ行くと
「…まあ、なんだ、…ごくろうさん」
メイド姿の涼子をまともに見ない課長に、よけいいたたまれなくなった涼子だったが
「着替えてきて、いいですか?」
とにかく着替えたくて、そう言うと、
「…笹野さんに、挨拶したか?、まだだったら、行ってこい」
課長が言うので、よく分からないまま涼子は笹野に報告しにいった。

「…おお、いいなあ、似合うぞ」
笹野がしわくちゃの顔をよけにしわくちゃにして、うれしそうにニヤついていた。
「課長が、笹野さんのトコ、行けって…」
イヤラシイ視線で全身を舐め回すように眺める笹野に聞くと
「おお、おまえのメイド姿が見たくてな」
悪びれることもなく、涼子のメイド姿を堪能していた。涼子が現場で着替えさせてもらえなかったのは、笹野が涼子のメイド姿を見たいとワガママを言ったためだった。
「ダメです」
純白フリルのアンダースカートの中に手を入れようとする笹野から、涼子は慌てて逃げた。

「…失礼します」
もう怒る気力もなく、イヤラシイ視線をから逃げるように更衣室に向かった涼子だったが、山田から受け取った荷物にパンティだけ無く、しかたなくメイド衣装のパンティを付けていた。ストラップレスのブラも母乳で濡れていた。
「…、はあ」
ため息をついた涼子は乳房が張っているのに気づいて、茉莉のところに早く帰りたいと思った。乳首を消毒して搾乳機をあてると、母乳がすぐにたまってほ乳瓶がいっぱいになった。

その後は何もなく、定時に涼子と山田は帰宅した。

散々な復帰一日目に涼子は疲れ切って家に帰った。喜久恵は復帰一日目のお祝いに涼子の好きな料理を用意して待っていたが、茉莉の笑顔が一番涼子を元気づけた。

付け加えるなら、その晩執事の衣装を着て
「メイドの衣装を着てください」
迫ってくる山田を一蹴して、涼子は夫婦生活を拒絶して寝てしまった。兵糧攻めのお仕置きを食らった山田は、涼子の色っぽい寝息にいきり立つ息子をくすぐられて、眠れない夜を過ごさなければならなかった。

交渉人涼子2 2話(1) につづく
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