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天然少女アキナ (8)山口のたくらみ

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天然少女アキナ (8)山口のたくらみ

「?…、じゃあ、オレ会社あるから、いくぞ」
アキナの笑顔に不思議そうな顔をしたハルバは、
ケータイでまた時間を確認すると立ち上がった。

「えっ、待ってよ、コレ、私のケー番、…あと、お金ちょうだい」
アキナはもらった名刺の裏に、
ケータイ番号とメールアドレスを書いて渡した。

「金って、やっぱりタカリか…」
名刺を受け取ったハルバは、怪訝そうな顔でアキナを見た。

やだっ、勘違いしてる、…。
でも、イケメンって、どんな顔しても、カッコイイのね…。

「違うよ、ハルバさんが、パンツ汚したから、新しいの買うの」
アキナがニコニコしながら応えると、
バツの悪そうな表情を見せたハルバが財布から諭吉を取りだして、
投げ出すようにアキナの前に置いた。

「…こんなにいらないよお」
えっ、パンツに、こんなにいらないよおっ、…。
ハルバさんって、ひょっとして、お金持ち?…。
あ、まさか…、私って、1回1万の女、…。

ハルバはその時お札が諭吉しかなかっただけだったが、
アキナが妙な勘違いをして慌てて返そうとすると、
「いいから、取っとけよ…」
きびすを返したハルバが、背中を向けたまま応えた。

「…、じゃあ、カワイイ下着、買って、今度見せてあげるね、…メール頂戴よおっ」
アキナの声に、ハルバは頭の上で手のひらをヒラヒラさせて応えた。

あ?あ、いっちゃった、…。
ちゃんとメールくれるのかな、…。
まあ名刺あるし、いざとなれば会社にいけば、いいし、…。

ハルバの背中を見送ったアキナは
冷たい態度に一抹の不安を感じたが
正体が分かっているので何とでもなると楽観的に考えて
カワイイ顔をヘラヘラ笑わせていた。

あっ、学校遅れちゃう、っていうか、
遅刻確定だけど、へへっ、…。

ハルバが伝票を持っていったので、
アキナはコーヒーをおいしく頂くと店を出た。

うわっ、気持ち悪い、…やっぱりコンビニかな、…。
パンティからまだ粘った汁が垂れてくる気持ち悪さにアキナは身震いした。

まだ早いこの時間に開いているのはコンビニくらいしかないので、
アキナはとりあえず駅前のコンビニでパンティを買うことにした。

「…コレください、あとトイレ貸してください」
アルバイトの山口は来店したカワイイ女子校生に注目していた。
ナマ太ももに垂れるネットリした滴に気づいて、
スケベな妄想をふくらませていたが、
ハイレグパンティを出した美少女にスケベな企みを浮かべた。

「…、いまトイレ使ってます、事務所で良かったら使えますよ」
ぶっきらぼうに応えた山口は、
しかしスケベな妄想を浮かべて内心ほくそ笑んでいた。

「…そうですか、ありがとうございます」
気むずかしそうな顔してるけど、やさしいひとなんだ、…。
アキナは店員の親切だと思い込んで事務所に入っていった。

「…どうぞ」
…、なんか壁、薄そうだし…、聞かれそう、…。
店員に勧められるままトイレに入ったアキナは、
安っぽい作りに不安を感じていた。

聞いてないよね、…。
包装からパンティを取りだしたアキナは、
ミニスカに手を入れてパンティをおろそうとしたが、
衣擦れの音を聞かれそうで外の様子をうかがった。

山口は聞き耳など立ててはいなかった。
鼻息を荒くしてセーラー服美少女に昂奮したアルバイトは
壁に張り付いてノゾキ穴に目をあてていた。

ちょうど便器にまたがったお尻が見える位置に開けられた穴からは、
アキナの足しか見えなかったが、
山口は淫らな妄想をふくらませて、アキナが腰を下ろすのを待っていた。

天然少女アキナ (9) につづく
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