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== H2(ハル子とヒロ) ==

H2(ハル子とヒロ) (39)捨てないで

ろま中男3 作品リスト
H2(ハル子とヒロ) 目次

H2(ハル子とヒロ) (39)捨てないで

「ヒロ…、キレイにして、あげる…」
…、ヒロ、…、ありがと…、好きよ…、ありがと、…、きれいに、するね…。
ひんやりした床で昂奮したカラダを冷ましたハル子は、グッタリしたヒロのカラダの下から抜け出すと、お乳をねだる子猫のようにヒロの股間に顔を埋めて、かわいくなった息子に舌を絡めた。

「…、ハル子…」
艶めかしい舌の愛撫に反応したヒロだったが、さすがに打ち止めで息子はダランとしたままだった。ヒロはハル子の柔らかい女体をぼんやり眺めていたが、まだ消えないボンテージの痕に内出血してるのを見て、ペロペロと舐めだした
「はあっ、ヒロ、気持ちいい…」
あんっ、ああっ、いいわ、ああっ…、ヒロ、やさしいのね、…。
ハル子は優しい舌使いに切なげに女体を震わせて官能的な声を漏らした。唾液が沁みるのも女の部分を刺激して、元気を取り戻した根本の縮れ毛に昂ぶった吐息を吹きかけていた。

「…、ヒロ…、お風呂、入る?…」
ああ、きもちい、い…、はあっ、いい…、でも、…。
ネットリと舌をはわせるヒロの愛撫で女体を震わせるハル子は、あそこからザーメン混じりのイヤらしい汁を垂らして、うわずった声でヒロを誘った。
「ああっ…」
息子を愛撫されてもう1回戦するのかと期待と不安を秘めていたヒロだったが、ハル子が息子から離れて安心したが、ちょっと残念な気もしていた。

「…、もう、ヒロだけなの…、捨てないでね」
ごめんね、こんな淫乱女で…、でも、ヒロ、なし、では…、もう、私、生きていけない…。
ピッとボタンを押してお風呂をセットしたハル子は、ヒロに抱きつくと甘えた声を漏らした。
「…、ああ」
温かい柔らかい肉体を押しつけられたヒロはハル子を見つめて、一瞬間を置いてから静かに応えた。

「でも…、こんな変態女、イヤだったら、言ってね…、覚悟は、出来てるから…」
こんなこと、言いたくないけど…、でも、私は…、変態の淫乱女、だから、…。
そのわずかな間に心がチクリと痛んだハル子は、悲しそうな笑顔でヒロを見つめた。
「…、しつこいっ、いい加減にしないと、怒るぞっ」
哀愁の漂う笑顔に、かすかに感じた迷いを振り払うようにヒロは怒鳴り声を上げると、ハル子の柔らかい体をきつく抱きしめた。

「声…、大きい…、ごめん…、でも、ね…」
…、ヒロ…、怒ってるよね…、そうよね…、許してくれない、よね、…。
夜中の風呂場に響くヒロの声を優しくとがめたハル子は、悲しい笑顔を浮かべたまま、かすかに開けた色っぽい唇から切なげな声を漏らした。
「…、もう、何にも言うな、いいなっ」
ハル子の潤んだ目をにらみつけたヒロは肉感的な女体をまさぐりながら、脳裏に浮ぶ変態医師に弄ばれるハル子の姿を懸命に消し去ろうとしていた。

「…お湯、たまったよ…」
やっぱり、怒ってる…、ムリ…、よね、でも、やっぱり、ヒロと…、いっしょに、いたい、…。
語気を強めるヒロに顔を伏せたハル子が湯船に目配せした。
「よし、入るぞ…」
ヒロは気合いを入れてハル子をお姫様ダッコして抱え上げたが、
「きゃっ…」
思ったより重いハル子にマッチョとは言えないヒロは足元をふらつかせた。落ちそうになったハル子は首にひしと抱きついていた。

「あぶね…」
ハル子をぎゅっと抱いたヒロが素になって声を漏らすと、
「ふふふっ…」
ハル子が楽しそうに笑った。ハル子の楽しそうな笑顔を見たヒロもうれしそうに笑って、ハル子を落とさないように慎重に湯船に足を入れた。

「…温かいね」
湯船のナカでもヒロにしがみついたハル子がうれしそうにつぶやくと
「うん、あったかい…」
ハル子のカラダを優しくなでていたヒロがウットリした顔でつぶやいた。

H2(ハル子とヒロ) (40) につづく
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