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== H2(ハル子とヒロ) ==

H2(ハル子とヒロ) (30)ご主人様のご帰宅

ろま中男3 作品リスト
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H2(ハル子とヒロ) (30)ご主人様のご帰宅

「ヒロ…、起きて…、早くっ」
ヒロはハル子に揺り起こされて、寝ぼけまなこでニンマリ笑って抱きついていた。

「夫が帰ってきたの、早く隠れて…」
ハル子は寝ぼけたヒロに女体をまさぐられていたが、切迫した表情でニヤケ面のヒロを急かしていた。
「早く、これもって…、この中に、隠れてて…」
全裸のヒロを抱き起こしたハル子は、毛布をヒロのカラダに巻くと、服と靴を持たせてクローゼットの奥に隠れるように言った。

「…」
まだ状況の飲み込めないヒロだったが、まわりが暗くなっていることだけはわかった。酔っぱらってずいぶん寝てしまったらしい。暗いクローゼットで腰を落ち着けたヒロは、スキマから寝室の様子をうかがっていた。
「…、お食事…、よろしいんですか?…」
静かな寝室でハル子の声が遠くに聞こえた。階段を上がる音がしてハル子と変態医師が寝室に入ってきた。変態医師はやせて神経質な印象だった。

「…、今日は、なんだか…、いつもと違いますね…」
口調は丁寧だが冷たい感じだった。陰湿そうな目で変態医師はハル子の魅惑的な肉体にイヤらしい視線を絡めていた。

「そんな…」
ハル子はクローゼットに隠れるヒロが見つからないか気が気じゃなくて、でもどうしようもなくて変態医師の上着を脱がせると、ネクタイを外していた。
「そんな、とはなんですか?…、いつも言葉遣いはちゃんとするように、教えているでしょう」
ハル子がかいがいしく服を脱がせるのを、当たり前のようにただ見て突っ立った変態医師は冷たくつぶやいた。

「申し訳ございません…」
脱がせた上着を抱えたハル子が、大げさに頭をさげた。
「…まったく、いつまで経ってもバカな女ですね」
なじるような口調で変態医師は妻の柔らかそうな女体を見下ろしていた。

「…エッチな臭いがします」
シャツのボタンを外すハル子の頭に顔を寄せた変態医師は、陰湿な声を漏らした。
「…」
ハル子は何も言えずに、シャツを脱がすと夫の股間にしゃがんでベルトを外しはじめた。

「ご挨拶しなさい」
ズボンをおろすとふくらんだブリーフが現れて、ハル子はそれもおろした。
「…、失礼します」
半立ちで半ムケ状態のそれに、かすかにアンモニアの臭いを感じながらハル子は口に含んだ。

「…い、いいですよ、今日は、どんな風にかわいがって、欲しいですか?」
お口の愛撫にうわずった声をあげた変態医師は、若妻を倒錯した性技で弄ぶ妄想を浮かべて、人並みの息子を固くしていた。

H2(ハル子とヒロ) (31) につづく
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