ろま中男3 作品リストH2(ハル子とヒロ) 目次H2(ハル子とヒロ) (27)乾杯
「…拭いてあげる」
先に風呂から上がって、バスタオルをカラダに巻いた火照った女体からやわらかい湯気を上げるハル子は、お風呂から上がったヒロのカラダを丁寧に拭いた。
「ありがと」
片膝を付いた艶めかしい裸体を見下ろしたヒロはエッチな気分がわき上がってきて、息子が元気にならないように懸命に堪えていた。
「…これ、彼のだけど…」
拭き終わったハル子は変態医師のバスローブを差しだすと、肉感的な女体に絡みつく水滴を拭いていた。ハル子の魅惑的な裸体を眺めながら、ヒロは複雑な気分で袖を通した。
「…ちょっと早いけど、ビール、飲む?」
わざとなのかバスタオルを巻いただけの姿で、後れ毛をうなじに張り付けて色気を漂わせたハル子がニッコリ笑った。チビヒロもまだ昼寝の最中で、
こんな昼間から、ビール?…。
ヒロはチョット不謹慎に思ったが、ハル子に誘われるままに寝室に向かった。
「いいのかな、こんな昼間から…」
ベッドに座ったヒロが大きめのビアグラスになみなみとビールを注ぐ、ハル子の色っぽい湯上がりの横顔を眺めながらつぶやくと
「…、ヒロとの再会に」
ハル子はニッコリ笑って自分でビールを注いだビアグラスを持ち上げた。
「ハル子との再会に」
ハル子のうれしそうな顔にヒロも笑うと、水滴のはりついたビアグラスをハル子のグラスにあわせて、カチンと音を立てた。
「うまいっ」
一気に飲み干したヒロは、笑いながらプハーとわざと声を出してハル子の顔を見た。
「…、おいしい」
半分ほどのグラスを干したハル子もヒロの笑顔にうれしそうに笑って、ヒロのグラスにまたビールを注いだ。
「ふうっ…、風呂上がりのビールは最高だね」
ヒロは二杯目も一気飲みした。確かに冷たいビールは風呂上がりの喉の渇きを潤してくれてうまかったが、アルコールに慣れてないせいかヒロは早くも顔を赤くしていた。
「うん…、おいしいわ」
ヒロのペースにあわせるようにハル子も残りを飲み干した。しっとりした太ももを見せつけるようにゆっくりと足を組み替えると、色っぽい目つきでヒロを見た。
「ハル子…、キレイになったよね」
かすかにピンク色を帯びた太ももが柔らかく変形するのを見ていたヒロは、赤い顔で息を荒くしてつぶやいた。ハル子のバスタオル一枚のカラダに視線を絡ませるヒロは、もう酔ったのか目がすわっていた。
「やだ、ヒロ…、出てるよ…、ビールなくなったから、持ってくるね」
バスローブの合わせ目から顔を出した息子を見たハル子は、エッチな笑みを浮かべると立ち上がって階下に下りていった。
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