ろま中男3 作品リストH2(ハル子とヒロ) 目次H2(ハル子とヒロ) (25)まおとこ
「ハル子さんの子供…」
ヒロはハル子のカワイイ笑顔から奥の部屋で遊ぶ子供に視線を向けると、マジマジと見つめた。
「…簡単で悪いけど、食べてね」
一人でおもちゃにじゃれる子供を、ぼんやり見つめているとハル子が味噌汁を置いた。
「ああっ、頂きます…、あつっ」
ヒロはぼんやりしながら味噌汁に口を付けると、アツアツのそれに声を上げた。
「慌てちゃ、ダメでちゅよ…、フーフーちまちょうか?…」
舌を出して熱がるヒロに、ハル子が楽しそうに笑ってからかっていた。
「ヒロ君、ご飯食べましょ…」
ハル子が息子に声をかけると、ヒロに警戒しながら子供のヒロがハル子に駆け寄った。
スプーンをぎこちなく握ったチビヒロは、ずっとヒロをにらみつけていた。
「…ママ、このひと、まおとこ?」
口の周りにご飯粒を付けたチビヒロが、ハル子を見てつぶやいた。
「まおとこ?…、ああっ、間男ねっ…、ヒロ君たら、どこで、そんな言葉覚えたの?」
息子のませたセリフにハル子が楽しそうに笑っていると
「…だって、えりちゃん、えりちゃんのパパがいないとき、えりちゃんのママが、まおとこと、あってる、って、いってたよ」
チビヒロはハル子に一生懸命説明した。
「この人はヒロ君とおんなじ名前で、水島ヒロさんていうの、間男なんて、変なひとじゃないのよ」
息子の鋭い指摘に全く動じる様子もなく、ハル子はヒロをチビヒロに紹介した。
「ふうん、ボク、ヒロ、おんなじだね」
同じ名前に親近感を持ったのか、チビヒロはカワイイ笑顔でヒロを見つめた。
「…」
ヒロはコレが変態医師の子供かと思うと複雑な心境だったが、ハル子がわが子を愛していることだけはわかった。
「お昼寝、しましょうね」
昼ご飯が済むとハル子はチビヒロを寝かしつけた。ヒロは煎れてもらったコーヒーをすすりながら、チビヒロに添い寝して背中をさするハル子の柔らかい曲線を見ていた。
「…、シャワー浴びてくるね…」
チビヒロが寝たのを確認したハル子が、意味深に笑って部屋を出て行った。こっそりとついていったヒロは、浴室にドアがわずかに開いたスキマからハル子のストリップをのぞいた。ヒロの視線を意識したハル子はわざとシナを作って女体をセクシーに揺らして、エロチックにパンティを脱いだ。
「…、間男だぞおっ」
ヒロはジーンズを脱いでそそり立つ息子を軽くシゴくと、脱衣所に忍び込んでお尻を向けたハル子に抱きついた。股間に忍び込ませた指にネットリした湿り気を感じたヒロは、はにかんで笑うハル子のエロかわいい顔にスケベ面をニンマリさせて見つめた。
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