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== H2(ハル子とヒロ) ==

H2(ハル子とヒロ) (23)ヒロの子供

ろま中男3 作品リスト
H2(ハル子とヒロ) 目次

H2(ハル子とヒロ) (23)ヒロの子供

「じゃあね…、ヒロが、どっかの女と、幸せになることを祈ってるわっ」
わざと冷たい口調で言い捨てたハル子が、ベッドにガックリと横たわるヒロからカラダを離して立ち上がると、薄目を開けて見ていたヒロが
「…まてっ、ハル子っ」
急に声を上げた。

今、ハル子、って呼んだ?…、きゃ?、ハル子、だって…、もう、ハル子、うれしいっ…。
「えっ…、なに?」
やっとハル子を呼び捨てにしたヒロに、ハル子がうれしそうに振り返った。
「…、ダメじゃないか、コレッ」
腰を引きながら立ち上がったヒロが、ハル子の股間に手を入れた。

「?…、ヒロ、何がしたいの?」
股間に手を差し入れてスジを押さえるヒロをハル子が不思議そうに見ていた。
「漏れてる」
ヒロがまじめな顔でつぶやいた。

あっ、そうか、親しき仲にも礼儀あり、だもんね…、だらしない女だと、思われちゃったかも?…、油断大敵だわ…、気をつけなきゃ…。
「あっ、…そうか、ゴメン、恥ずかしいところ、見られちゃった…」
股間からヒロが注ぎ込んだ粘液が亀裂から垂れるはしたない姿を見られたハル子が、ヒロの手を押さえて恥じらっていると
「…そうじゃないよ、出ちゃったら、赤ちゃん、出来ないだろ」
ヒロは亀裂からザーメンが漏れないように押さえていた。

「?…、子供、出来た方がいいの?」
ヒロのまじめな顔に、ハル子がまじめに聞いた。
「当たり前じゃんっ…、オレ、絶対避妊しないからなっ、ハル子はオレの子を産むんだ」
堂々と答えるヒロをハル子は素になって見つめていた。
「うん…、ヒロの子供、欲しいよ」
うれしいよ、…、私もヒロの子供、産みたい…。
ハル子はウットリして笑うとヒロの胸に抱きついた。ハル子の応えに満足そうに笑ったヒロは柔らかい女体をいとおしそうにまさぐっていた。

「…でも、ちょっとくらい漏れても、出来るときは、出来るのよ」
ヒロの腕の中でハル子が小バカにしたような笑みで見上げると、楽しそうに笑った。
「へ…、そ、そんなことぐらい、知ってるよ…、威張るなよっ」
ハル子のバカにした態度に、ヒロはすねたように強がっていた。

「ハル子は俺と結婚して子供を産むんだ、だから忘れてとか殺してなんて、もう絶対言うなよ」
気を取り直してまじめな顔になったヒロが諭すように話しかけると
「…、そうだね、ゴメン…、もう言わないって、約束する…、だから、私を離さないでね」
ホント、うれしいよ、わたし、しあわせだわ…、もう絶対言ったりしない…、ヒロ、私のこと、絶対に離さないでね…。
まじまじと見つめたハル子は、済まなそうな表情を見せたと思ったら、ヒロにぎゅっと抱きついた。

「わかれば、いいんだ」
ハル子のしおらしい態度に上機嫌のヒロが抱きしめようとすると
「あっ、お迎えの時間…、急がなきゃっ」
ヒロの腕からスルリと抜けたハル子が、鏡に向かって化粧直しをはじめた。

H2(ハル子とヒロ) (24) につづく
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