ろま中男3 作品リストH2(ハル子とヒロ) 目次H2(ハル子とヒロ) (17)忘れて
「…、ハル子さん…、気持ちよかったよ…」
汗まみれの女体に抱きついたヒロは、お尻のアナに入れたままの息子がだんだん縮んでいくのを意識しながら、いい香りのする髪に顔を埋めてささやいた。
「…」
M女の欲情を燃え上がらせたハル子は、湿った荒い息にまみれながらヒロの声を遠くに聞いたが、だんだん冷静な判断力を取り戻していた。5年間も恋い焦がれたヒロに、カラダの中のどす黒い部分までさらした醜態に、死にたいほどの恥辱を感じてその場に崩れ落ちた。
「ううっ、…」
床に女の子座りしたハル子は嗚咽を漏らして震えていた。丸出しになったお尻のアナはさっきまでくわえ込んでいた息子の痕跡を残して、わずかに口を開けてだらだらと粘液を垂らしていた。
「…ハル子さん?…」
急に座り込んだハル子の背中に触れたヒロは、震える柔肌に悲しい問いかけをした。
「…ううっ、ごめん、ね…、うっ…、ヒロ…、…ううっ、こんな、汚い女…、ひっ、もう、うっ…、キライに…、ひっ、なった、でしょ…」
背中に当てられた手のひらの温かさに、子供のように泣きだしたハル子はうずくまると、嗚咽混じりにヒロに謝っていた。
「…、そんなことないよ…、オレ、ハル子さんスキだよ…、おしり、気持ち、よかったよ」
ハル子の震える肩に手を置いたヒロが、優しくささやくと
「ごめんね、うっ、こんな、ひっ、変態、ううっ…、に、ひっ、なっ、ちゃって…」
優しくしてくれるヒロにますます申し訳なくて顔を上げられないハル子は、うずくまったままつぶやいた。
「…ハル子さんは、変態じゃないよっ」
いつまでも泣き止まないハル子に自分も泣き出しそうになったヒロは、肩に置いた手に力を入れて強引にハル子の顔をのぞき込んだ。
「やっ、見ない、ひっ、で、…、こんな、うっ、変態女、もう、ううっ…、忘れて、うっ、お願い、うわあっ」
ヒロの腕に抱かれたハル子は、両手で顔を隠して嗚咽を漏らし続けた。
「ばか、言うなよ…、やっと逢えたのに…、ひどいこと…、言うなよ」
震える女体をきつく抱きしめたヒロは、ハル子の顔を覆った手に涙で濡れた頬をすりつけて、悲痛な声を漏らした。抱きしめられたハル子は手の甲を濡らす涙に指をかすかに震わせた。ヒロのカラダの温かさがじんわり伝わってきて、嗚咽がようやく治まった。
「もう絶対、離さないからな…、これからずっと一緒にいるんだ…」
泣き止んだハル子に、ヒロは涙で濡れた顔で笑っていた。
「ヒロ、私、…、結婚、してるの…」
ヒロの涙に濡れた優しい笑顔を見たハル子は、ヒロの言葉をさえぎるようにつぶやいた。
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