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女子校生アヤ (95)対決の火ぶた

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女子校生アヤ 目次

女子校生アヤ (95)対決の火ぶた

「…、もしもし、多政さんのお宅ですか、…」
アヤに透とのことを知られて落ち着かない美咲は、授業中も浮き足だって細かいミスを重ねていた。なんとか授業を終わらせ、不安な気持ちを抱えて足早に職員室に戻った美咲はすぐにアヤの自宅に電話した。

母の貴美子は美咲からの電話に恐縮して、昨日透の家にアヤと行って謝罪してきたことを事細かに説明してくれた。

そうか、それでね、…。
貴美子の説明で昨日アヤが透の部屋に行き、その時に透にプレゼントしたパンティを持ち出したのだとわかって、美咲は少し安堵して胸をなで下ろした。しかし、だからこそアヤに口止めする必要を痛感した美咲は、昼休みにアヤをまた生徒指導室に呼び出した。

「…」
今度は何?…、いいわ、かかってきなさい…、相手になってやる、…。
生徒指導室で美咲と向き合って仏頂面で弁当を口に運ぶアヤは、美咲が焦っている理由を知りたかったし、内心ではむしろ望むところとばかりに美咲の言葉を待っていた。
「…、あのね、多政さん…」
透君との淫らな関係を知ってるの?…、とはとても聞けない美咲は
「さっきの…、だけど、私のじゃないわよ」
バレバレとわかっていたがアヤにさぐりを入れてみた。

「そうですか…、じゃあ、誰のなんでしょうね」
白々しい、あんなエッチなパンツ、アンタじゃなかったら、誰がはくのよ、…。
レースでスケスケのエロパンティを思い浮かべたアヤは、うかがうような美咲に視線をあげると目ヂカラのこもった三白眼で美咲を見つめた。

気持ちを落ち着けようとしてか、綺麗な脚線美を見せつけるように足を組み替えた美咲は、キツイ視線からカラダを守るかのようにたわわな胸の下で腕を組んだ。
「…多政さん、あれ、どこで手に入れたの?」
小娘のくせに、目つきが、生意気なのよ、…。
にこやかな笑いを顔にはり付けた美咲は、アヤを見返しながら聞き返した。

「えっ…、そ、そんらころ、ろうれもいいれしょっ」
透の部屋から黙って持ち出した後ろめたさで口ごもったアヤだったが、気を取り直すと強い視線で見返した。しかし思わぬ反撃に焦ったアヤは滑舌の悪さを露呈していた。

「多政さん…、透君とつきあってるでしょ」
焦ってるわ…、やっぱり所詮小娘ね、…。
アヤがひるんだのを見た美咲はいきなり核心に触れた。ビックリしたように大きな目をさらに大きく見開いたアヤが黙っていると
「…、それも深い関係ね」
高校1年のくせに、エッチなんて、まだまだ早いわよ、…。
長いまつげの下から鋭い視線を送る美咲がたたみかけるように続けた。正面から見つめる目に押され気味のアヤは、美咲の真意を探るように懸命に見つめ返していた。

女子校生アヤ (96) につづく

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