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女子校生アヤ (94)アヤの不審

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女子校生アヤ (94)アヤの不審

…、あっ、…。
しばらく茫然としていた美咲だったが、時計が目に入って1時間目の授業を思いだすと教科書を手に職員室を出た。

とりあえず、確認しなきゃ、…。
こんなもやもやした気持ちでは授業どころではないと思った美咲は、早足で自分のクラスに向かっていた。
お願い、こっち向いて、…。
まだ始業前で喧噪の教室にションボリ座る透を見つけた美咲は、透だけ見てくれと念じながら手招きした。思いが通じたのかすぐに美咲に気づいた透は、伏せた顔に笑いをにじませながら美咲に近寄った。

なんだろ、…。
アヤも手招きする美咲にはすぐに気づいた。うれしそうに近寄る透をチラ見して、おもしろくない気がしたがそれ以上に、
エロ教師が、授業前に何の用だろう、…。
と、不審そうな表情で二人を視界の隅に入れていた。

「ねえ、私たちのこと、誰かに言った?」
お願い、誰にも言ってない、って言って、…。
透を廊下の窓際に連れて行った美咲は、真剣な顔で透のニヤケ面をのぞき込んだ。
「…、言ってない」
いつもの柔和な表情の消えた美咲に透はちょっと緊張してぼそっと応えた。
「そう…、だったらいいの」
やっぱり、あのコソ泥小娘、…。
透の言葉を素直に信じた美咲が明るい笑顔を見せると、透も表情を緩めて綺麗な形を見せる胸に手を伸ばした。

「…(だめ、あとでね)」
優しく笑って透の手を制した美咲は色っぽくささやくと、1時間目の授業向かった。透はプリプリ揺れる美咲のお尻を眺めながらニンマリしたが、すぐに席に戻った。
やっぱり、あの小娘、とんでもないわ、…でも、…。
どういう経緯かわからないが、アヤが透の部屋に忍び込んでパンティを持ち出したコトを確信した美咲は、しかし透と自分の関係を知ってしまったことを、どうすればいいか考えていた。

そうか、…。
廊下で透と話す美咲の真剣な顔を見たアヤは、美咲が焦っていることを敏感に感じ取った。
でも、どうして、…。
エロ女教師に対して優位に立っていると直感したアヤは美咲が焦る理由を考えた。

すぐに癇癪を起こして失敗ばかりしているアヤは、直情径行だが卑怯なことが嫌いで正々堂々とした性格だった。たとえ恋敵を打ち負かすことができるとしても、卑怯な告げ口なんてハナからする気がないため、美咲が生徒との淫らな関係が明るみに出ることを恐れているなどとは、まったく頭に浮かばなかった。

女子校生アヤ (95) につづく
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