ろま中男3 作品リスト女子校生アヤ 目次女子校生アヤ (77)震える肩
ピンポーン
シャワーを浴びた美咲はバスタオル一枚でもやもやした気分をかかえてぼんやりしていた。呼び鈴の音を聞いてけだるそうに立ち上がった。
ノゾキ穴の先に透の顔を見た美咲は、
なんで、…。
ドキッとした。チェーンを外してドアを開けると透がいつものようにションボリ立っていたが、上半身を乗り出した美咲のバスタオルからのぞく深い胸の谷間を見て、スケベ面をうれしそうに緩めていた。
「…、どうしたの?…、入って」
…、どうして?…、透君…、なんで?…。
ドアから顔だけ出して誰も見てないことを確かめた美咲は透を引き入れた。バスタオル一枚の色っぽい美咲にいやらしい視線を絡ませて股間をふくらませた透に、誘われるようにエッチな気分がわき上がってきた美咲だったが、
「…、元気、なかったから…」
透のぼそっとした声を聞いた美咲は
「誰が?…、あ…」
?…、え…、わたしの、ことなの…、どうして、わかったの?…。
人ごとのように聞いた。しかしすぐに自分に元気のないことを心配して透が来てくれたのだ、と気づいて熱いモノが胸にこみ上げてきた。
「…あ、ありがと」
…、私を、心配して…、来て、くれたのね…、うれしい…
喉をつまらせてつぶやいた美咲は透に抱きついた。バスタオルがはだけて一糸まとわぬナイスバディをさらしていた。透は押しつけられた女体をニヤケ面でまさぐっていた。バスタオルが落ちたのも、まさぐる透の手にも気づかないように、美咲は肩を震わせて切れ長の目から涙をこぼしていた。
「…」
美咲が漏らすかすかな嗚咽に透はしっとりした柔肌をまさぐるのをやめて、ギブスの手とで美咲のカラダをぎゅっと抱きしめた。透の抱擁に応えるように豊満な乳房を扁平に押しつけて抱きついた美咲は、徐々に嗚咽が大きくなって最後は子供のように声を上げて泣きじゃくった。
耳のすぐそばで切ない泣き声を漏らす美咲に、透は何も言わずに嗚咽に震える背中を優しくなでていた。
…、でも、なんで、わかったんだろ、…。
やっと泣きやんだ美咲は顔を上げてぼんやりした透の顔を見た。
落ち込んだ様子を見せないように、いつも通り振る舞っていたつもりだったのに、…。
「…」
美咲と目があった透ははにかんだようにニッコリ笑った。
…、生徒なのに…、私の方が大人なのに、…。
透の優しい笑顔に癒される気がして、また透に抱きついた美咲はうれしそうに細めた目を潤ませていた。
「…、へっ、くちんっ」
カワイイくしゃみをしてぶるっと震えた美咲は、思わず出たくしゃみに少女のように頬を染めた。
「せんせい、風邪、引くよ」
透の笑う顔に
「…、そうね」
恥ずかしそうに笑った美咲はバスタオルを拾い上げて前を隠すと、クローゼットから取りだしたバスローブを着た。
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